やじうま速報
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取材・執筆 : 安田正明 2023年12月11日
街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた景気判断。2023年11月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連では、58.2ポイント。10月から 1.0ポイント上昇した。飲食関連だけが突出して良好だ。
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2~3ヶ月先の景気の先行きに対する判断は、55.3ポイント。10月から 2.1ポイント上昇した。 こちらも飲食関連だけが突出している。11月になり忘年会の予約も実際に入っており、景気回復を実感しているようだ。ただ、中国・四国にネガティブな声があるのが気にかかる。
■街の声
「11 月の状況は、9月や 10 月とほとんど変わらない。今後の景気が良くなるかは分からないが、今のところは現状維持で推移している。」(北海道・スナック)
「11 月は3人から5人の少人数の集まりがかなり多い。また、新型コロナウイルス感染症発生前のような大人数ではないものの、宴会もかなり多くなっている。」(東北・一般レストラン)
「2~3か月前までは物価高の影響で客が余りにも少ない状況だったが、物価高に慣れたのか諦めたのか分からないが、客が少しずつ戻っている。」(東北・一般レストラン)
「予約は週末に偏っているが、徐々に平日の問合せも来ており、年末年始は最終的に例年並みの来客数に戻るとみている。」(北関東・居酒屋)
「新型コロナウイルス感染症発生前の例年と比べ、忘年会の開始時期が早まっており、11 月から6名から8名の予約が多数入っている。12 月の予約も早まっており、景気回復を感じている。」(南関東・居酒屋)
「3か月後も今と変わらない。物価が上がっていても、客は変わらず来店している。売値を上げても余り変わらず、来客数は伸びている。」(南関東・一般レストラン)
「インフルエンザは感染拡大しているが、新型コロナウイルス感染症のような危機感はなく、人流の滞りは少ない傾向とみている。」(甲信越・一般レストラン)
「前年度と比べて年末年始に向けた問合せが多く、予約も入ってきている。」(近畿・一般レストラン)
「人の動きが悪いため、来客数も非常に少ない。」(中国・一般レストラン)
「来客数、客単価が伸び悩んでおり、物価高騰等のあおりで外食に掛ける出費を抑えている。」(四国・一般レストラン)
「来客が増えている雰囲気はないが、そこまで減ってもいない。」(沖縄・一般レストラン)
「これからの年末の予約状況は例年並みになりそうだが、大口の団体予約が弱い。少人数のグループと家族連れが増えている雰囲気がある。」(沖縄・居酒屋)

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