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取材・執筆 : フードリンクニュース編集局 2025年5月13日
街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた内閣府による景気判断。2025年4月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連では、42.1 ポイントとなり、3月から0.5ポイント微増した。
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【25年3月街角景気】持ちこたえ中。値上げ、トランプ関税で先行き弱し。
2~3ヶ月先の景気の先行きに対する判断は、42.5ポイント。 0.3ポイントの微減。小売・サービス・住宅も含めた家計動向関連では、現状判断で2.8ポイント減、先行きで2.1ポイント減であり、飲食関連は相対的に踏ん張っている。
相対的には、価格上昇の影響に加え、米国トランプ政権による通商政策の影響への懸念が強まっているが、飲食関連では、インバウンドの追い風が吹いている。
■街の声
「例年と異なり、今年の4月は歓送迎会がある3月よりも忙しくなっている。3か月先も変わらないとみている。」(東北・一般レストラン)
「都内への国内観光客、インバウンドもあり、来客数が増えている。」(南関東・一般レストラン)
「急激に好景気にはならないものの、納得のいくサービスにはお金を払う傾向にあるため、徐々に回復していく。」(甲信越・高級レストラン)
「物価高が影響しているのか、地元客の飲食需要が高まらない。絶対数は多くないが、バウンドは堅調である。」(北陸・一般レストラン)
「材料価格の高騰によるメニュー価格の上昇で、客の来店回数が減少し、来客数全体の減少につながっている。物価上昇の影響は今後も続くため、景気の減退が予想される。」(近畿・一般レストラン)
「原価高騰による利益率の切迫で、今後景気は悪くなると予想している。物価高により消費は低迷している。」(九州・一般レストラン)。
「来客数が少なく、平均客単価も低下している。1~2杯で帰る客が多く、3杯以上注文する客が減少している。コロナ禍以降の生活習慣の変化もみられるが、物価高の影響が特に大きいとみている。」(沖縄・バー)

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