やじうま速報
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取材・執筆 : 安田正明 2025年4月9日
街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた内閣府による景気判断。2025年3月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連では、41.6ポイントとなり、2月から0.4ポイント微減した。


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現状は、送別会・謝恩会やインバウンドの景気に支えられて、持ちこたえているようだ。
2~3ヶ月先の景気の先行きに対する判断は、42.8ポイント。 3.0ポイントの下落。先行きは1月から3ヶ月連続のダウン。
厚生労働省が発表した2月の実質賃金は、前年同月比1.2%マイナスとなり、減少は1月に続き2ヶ月連続となった。従前からの物価上昇の影響に加え、4月からのビール値上げも発生する。さらに、米国のトランプ関税への懸念から、景気に弱さが出てきた。
■街の声
「当地を舞台としたアニメ映画の効果で、前年4月以降、観光客が増加し、それに伴って当店の売上も増加していたが、今年は特に大きなイベントなどもないため、来客数の減少が見込まれる。」(北海道・高級レストラン)
「3月は卒業や異動のシーズンであり、夜の街は送別会や謝恩会でにぎわうことになるが、今年は例年よりも人出が少なかった。客の消費マインドが低下していることがうかがえる。」(北海道・タクシー運転手)
「来客数はそれなりにあり、単価も高めになりつつある。来客数は送別会シーズンということを割り引いても良くなっている。」(東北・一般レストラン)
「春になり、イベントが増えてくると来客数も増えるため、景気が悪くても、それなりに来客数は見込める。」(北関東・一般レストラン)
「 飲食店の来客数は比較的安定している。しかし、ビールの値上げ等も影響して客単価は上がらない傾向が続く。」(東海・酒小売)
「直営しているカフェの来客数に占める、欧米からの外国人の割合が高まっている。1人当たりの購買量や金額も多いため、客単価が上昇している。」(近畿・一般レストラン)
「歓送迎会による来客数が増加したことで売上が伸びている。」(沖縄・一般レストラン)

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