やじうま速報
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取材・執筆 : 安田正明 2025年3月11日
街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた内閣府による景気判断。2025年2月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連では、41.2 ポイントとなり、1月から3.1ポイント落ちた。12月から3ヶ月連続での下降となる。


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2~3ヶ月先の景気の先行きに対する判断は、45.8ポイント。 4.7ポイントの下落。横ばいを示す50.0ポイントを割った。厚生労働省が発表した1月の実質賃金は、前年同月比1.8%マイナス。物価上昇に賃金アップが追い付かず、メニュー値上げがダブルパンチとなり、外食への足が遠のいているようだ。
■街の声
「春節の影響で客が増えるとみていたが、見込みほどの伸びがみられなかった。」(北海道・高級レストラン)
「 同業他社からも値上げの影響を受けているという話を聞く。消費者は外食自体を控えている。予約状況をみても、先が明るいとは言い難く、2~3か月先も同じような状況が続
くとみている。」(東北・一般レストラン)
「人件費の高騰を背景に、サービス料を30%アップしている。1人当たりの販売単価が比例して上昇しており、サービス料アップが客に受け入れられていると判断できることから、景気は良くなっている。」(南関東・高級レストラン)
「気温が上がると外出する人が増える。3月の予約は前年より出足が良く、増えている。」(南関東・居酒屋)
「前年と比べて寒い日が続き、近隣の商店街も人通りが少ない。夜の時間帯は更に人通りがない。」(近畿・一般レストラン)
「4月以降も電気、ガス、酒などの価格の上昇があり、客の節約志向が続くため、外食を控えるようになる。行楽の機会が増え、割安感があるランチの利用はあっても、ファミリー層の夜の外食利用は回復しない。値上げを実施する予定であるが、それに伴い常連客が離れることが懸念される。」(中国・一般レストラン)
「2月は例年来客数が減少傾向にあるが、今年は特に減少している。客単価も下がり、客の消費行動が落ち込んでいる。」(沖縄・バー)

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