やじうま速報
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取材・執筆 : 安田正明 2024年9月18日
株式会社セブン&アイ・フードシステムズ(本社:東京都千代田区、代表取締役:小松 雅美)が運営する「デニーズ」が、9月26日(木)に、グランドメニューのリニューアルを行うとともに、全体の約 4 割弱の商品で値上げ(30~70円)を実施する。
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工夫を重ねてコストの軽減に努めてきたが、原材料価格やエネルギーコスト、物流費の高騰が続くことが理由。日常性の高いモーニングおよびランチ時間帯の「日替りプレート」など人気メニューについては価格を据え置く。前回は23年2月に、ハンバーグ類は10~60円など71商品を値上げした。
同時に、2023年9月よりミシュラン星付きシェフなど監修のメニューを期間限定で提案してきた反響を踏まえて、1年6か月ぶりにグランドメニューを改定する。パスタのバリエーションを増やし、サラダに使用するフレッシュ野菜は全て国産とする。メニューブックの表紙は、デニーズが1992年から97年まで使用してきたイラストレーター江口寿史氏の新作を起用する。
いちよし経済研究所の鮫島誠一郎氏は、為替の円高が意識され、秋以降は牛丼、焼き肉以外のチェーンは材料費上昇を理由とする値上げはしにくいが、一方人材不足は続いており、人件費上昇による値上げは続くとし、年内までは日本外食企業は値上げをしても客数が落ちないと読んでいる。
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