やじうま速報
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取材・執筆 ： 安田正明 2024年4月9日
街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた景気判断。2024年3月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連では、53.1 ポイント、2月から 0.2ポイント上昇した。家計動向関連・企業動向関連の中で唯一「飲食関連」のみがプラスとなった。
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2～3ヶ月先の景気の先行きに対する判断は、53.5ポイント。3月から5.5ポイント下降したが、家計動向関連・企業動向関連の中で飲食関連は最も高いポイントを維持している。景気は、緩やかな回復基調が続いている。能登半島地震が発生した北陸でも、復興景気で上向いているという声がある。
■街の声
「暖かくなってきたことと歓送迎会が増えたことで予約数は戻りつつあり、前年よりも良くなっている。」（東北・一般レストラン）
「中小企業や地方で賃金が上がらない間は、外食も控えるだろう。物価高に加えて金利が上がるかもしれないので、財布のひもは固くなる一方である。」（北関東・一般レストラン）
「新型コロナウイルス感染症もようやく終息して、宴会がかなり増えてきている。また、世の中の景気が良くなっている印象もあり、全ての物価が上がってきたことで、ようやく普通に仕入価格の値上がり分を価格転嫁できるようになったことが有り難い。」（甲信越・スナック）
「能登半島地震があったが、その後の復興支援ムードや、３月16日の北陸新幹線敦賀開業、北陸応援割の実施など経済を盛り上げる動きがあり、景気は上向いている。」（北陸・一般レストラン）
「２月まで平日のランチを閉めていたが、開店の要望が多く３月より再開した。大幅に客の動員を伸ばす日は少ないが、堅調に推移している。」（中国・高級レストラン）
「春はいろいろと祝い事が多いため、例年通り客足が伸びている。」（四国・一般レストラン)
「観光客も増えて、報道では賃上げも満額回答が続いているが、周りの客の状況をみていると、財布のひもは固く、全く恩恵を受けていない。物価上昇、人件費増加、人手不足は続いており、単純な値上げでは対応できなくなっている。」（居酒屋）
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