やじうま速報
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取材・執筆 : 安田正明 2024年4月9日
飲食店機械化について賛成86.4%、反対13.6%。寿司ロボットメーカーの鈴茂器工株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:鈴木 美奈子)が、2月に全国の20歳~69歳の男女を対象にネット調査を実施し、得た400件の有効回答を分析した。
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身の回りの飲食店の機械化の進行具合は、「2割くらい30%」「全然進んでない26%」「半分くらい26%」となり、まだまだ、外食利用者が満足できるほど、進んではないという印象となった。飲食店機械化については賛成派86.4%、反対派13.6%。
飲食店で機械化できたら良いコトとしては 、「注文」45.3%、「会計」40.1%など端末で行うものが高く、次いで、「下げ膳・配膳」や「セルフ(ドリンク・ご飯)関連」が高い結果となった。外食利用者が直接的に自身で目にし、触れるオペレーションのものが機械化できたら良いコトとして望まれる結果となったが、厨房まわりのオペレーションも一定数評価されている。
賛成派コメントは、「導入しているところで食事をしたことがあるが不便さを感じなかったため」(女性50代)、「配膳ロボットやタブレット注文など人間が介在してない現場を目の当たりにしてそれでも問題が無さそうなのでむしろ衛生面などの管理をキチンと人間が行ってもらいたい」(男性50代)、「人にしかできないこともあると思うが、出来る部分は分担することで効率化が図れると思うから」(男性20代)、「機械で出来ることは機械にやらせたほうが従業員の負担が減ってよいサービスが提供できると思う」(女性60代)、「子供が喜ぶ、すすんでロボットから料理を取るなど悪いことばかりじゃないから」(男性40代)。
反対派コメントは、「もうサービス業ではなく、機械と接している感じなので、人とのかかわりがなくなる」(男性50代)、「人の口に入るものなので人間が確認しながら調理してほしい。でもオーダーや支払いなどは機械で効率化できている店舗もある」(男性40代)、「気持ちが伝わらないので楽しくない」(女性60代)、「コロナがあり、人手不足があり、仕方ないことなのかもしれないが、温かみがない感じがするから。」(女性60代)。
人と人との温かさやコミュニケーションがあり、居心地よく過ごすための清潔感やストレスの無い対応があれば、機械化は歓迎されるようだ。
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