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2023年10月10日(火)05:11 ニューオープン

大阪王将、調理ロボ実験店オープン。FLコストの10%削減を見込む。

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取材・執筆 : 安田正明 2023年10月10日

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 「大阪王将」を運営する株式会社大阪王将(東京ヘッドオフィス:東京都品川区 代表取締役社長:植月 剛)が、10月1日(日)に東京・品川区にある「大阪王将 西五反田店」をリニューアルさせて、調理ロボットを導入した。

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 街中華の厨房は、焼場・麺場・揚場と3つのポジションで構成される。限られたスペースでなるべくスムーズに早く調理を行い出来立ての料理を提供できるよう、繁忙時間帯は特に、提供メニューの工夫をしている。ランチメニューや定食メニューでは、"逸品料理+白米+付け合わせの揚げ物"といったセットが主流となっているのは、この理由によるもの。例えば「レバニラとチャーハンのセット」、「回鍋肉定食に麻婆豆腐を付け合わせる」など、中華鍋で調理を行う料理を複数、タイミングをあわせて提供することは難しい。

 そこで、「お客様が食べたいと思っていらっしゃるものを、お待たせすることなくご提供したい」。この想いから、TechMagic株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:白木 裕士)とともに同社の調理ロボ『I-Robo』を大阪王将流にカスタマイズを始めたという。  

 大阪王将には、調理の速さとクオリティを、1級から3級までの3つのレベルで審査する調理検定試験制度があり、調理1級は全国でたった17名しかいない難関レベル。今回、調理1級を持つ熟練職人の鍋さばきを、様々な角度から半年間研究。彼らと変わらないクオリティを安定して提供できるように、加熱温度、加熱時間、鍋の回転スピード、回転方向まで細かく調整し、『I-Robo』への完全コピー化が実現したという。

 西五反田店では、『I-Robo』を3台設置する。約60種類ある定番メニューの中から、まずは約20品の調理を行う。"逸品料理+炒飯"や"炒め物の逸品料理+炒め物の逸品料理"といった組み合わせも可能となる。また、大阪王将初となる、アプリとタブレットを活用したカスタマイズメニュー『自分盛り炒め』を登場させる。『肉野菜炒め』の肉や野菜の種類、味付け・ボリュームなどを好みに合わせて選ぶことができ、自分だけの中華を食べられる楽しみを提供する。

 大阪王将は導入により、FLコストの10%削減を見込む。順次、海外も含めて『I-Robo』導入店を増やして行く計画。

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「大阪王将 西五反田店」
■所在地: 東京都品川区西五反田1-24-4
■営業時間: 月~土/11:00~22:30(LO.22:00)、日祝/11:00~21:30(LO.21:00)
■店舗面積: 26.8坪
■座席数: 34席

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