ニューオープン
記事への評価
取材・執筆 : 安田正明 2023年10月11日
ワタミ株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役会長兼社長:渡邉 美樹)が、次世代型の総合居酒屋の新ブランドとして「和民のこだわりのれん街」の展開を決定、1号店となる「和民のこだわりのれん街」大井町東口駅前店(東京都品川区)を10月5日(木)にオープンさせた。
<関連記事>

「居酒屋を諦め切れないワタミが新発想『テーブルオーダー式横丁』」一見は横丁、実態は総合居酒屋
ワタミが居酒屋「空中階対策」に選んだのは客単価3000円の焼肉店だった。その勝算を読む
迷走するワタミの次なる道はどこにあるのか。「すしの和」に注力か?
ワタミは、コロナ禍において創業ブランドである「和民」の看板を、居酒屋業態店舗から焼肉業態「焼肉の和民」へと転換を進めてきたが、アフターコロナにおける居酒屋業態の業績が回復していることを背景に、再び「和民」の名を冠した次世代総合居酒屋ブランドとして、「和民のこだわりのれん街」の立ち上げを決めたという。
「和民のこだわりのれん街」は、コロナ禍で進んだ外食の「目的型来店」のニーズに応え、"のれん街"の名のもとにワタミが展開する7つの専門業態を集結させた新ブランド。
焼肉業態「かみむら牧場」をはじめ、寿司「すしの和」、中華四川料理「WANG'S GARDEN」、炉端焼き「炉ばたや 銀政」、総合居酒屋の復刻ブランド「居食屋 和民」、ドリンク専門業態「ゴジピタパーラー」、そしてワタミの6次産業を体現する自社牧場ブランド「北海道 美幌峠牧場」の7ブランドの"のれん"を掲げ、それぞれの本格料理が楽しめる総合居酒屋となっている。
また、再生可能エネルギーを利用した循環型6 次産業モデル「ワタミモデル」の確立に向けたSDGsモデル店舗でもある。グループ会社であるワタミエナジー株式会社から、秋田県にかほ市にあるワタミの風車「風民(ふーみん)」で発電したFIT電気を非化石証書と紐付けし、100%再生可能エネルギーで店舗の使用電力を賄う。
店舗では食品廃棄物の分別と計量を行い、食品廃棄の原因を特定して食品廃棄を減らす対策を行う。また店舗から排出された食品残さはリサイクラーを通じて配合飼料原料に再資源化し、今後は再資源化された飼料を使用して生産された農畜産物を店舗の食材として使用する食品リサイクルループを構築していく。
提供するメニューにも、自社農場で採れたオーガニックの野菜や、鹿児島・カミチクホールディングスと取り組む持続可能な畜産、養殖による持続可能な海洋資源の利用など、サスティナブルな食体験の提供にこだわる。
2021年12月に鶏居酒屋「ミライザカ」からの業態転換させた「居食屋 こだわりのれん街」をリニュールさせたもの。

「和民のこだわりのれん街 大井町東口駅前店」
■所在地: 東京都品川区東大井5-17-2 林ビル1・2F
■電話番号: 050-5492-3970
■営業時間: 月~金 16:00~03:00、土 15:00~03:00、日 15:00~23:00
ランチ営業 11:30~14:30(10月26日~)
■席数: 230席
読者の感想
興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0
- 総合評価
-
- 0.0