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外食ニュース

2023年8月28日(月)06:08 やじうま速報

【外食市場23年7月】猛暑日続き、鰻メニュー好調。居酒屋も売上21%増で、出店意欲高まるか?

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取材・執筆 : 安田正明 2023年8月28日

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 社団法人日本フードサービス協会(本部:東京都港区、会長:髙岡 慎一郎)による協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査2023年7月度は、コロナの5類移行後は各地で花火やお祭りなどのイベント再開で人流回復が進み、インバウンドの回復と相まって、全体売上は114.2%となった。ただし19年比112.6%と高いのは、相次ぐ客単価の上昇と19年7月が長雨低温で売上不調だったことが背景にある。

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 九州などで豪雨の影響を受けたものの、関東などでは好天が続き、全国の平均気温がこの100年余で最高を記録するほどの暑さの中、夏の季節メニューが好調、しかし、店舗数はいまだ19年レベルに回復しておらず、特に「パブ・居酒屋」はいまだ19年比68.6%と、コロナを境に市場が失われたまま戻ってこない。

 ファーストフード業態は、全体売上は110.9%、コロナ禍前の19年対比では124.4%となった。「洋風」は、季節メニューや新商品、コールドドリンクが好調で、売上107.3%。「和風」は、定番商品の堅調と土用の丑のうなぎ需要もあり、売上114.8%。「麺類」は、「丸亀シェイクうどん」が若年層や女性を中心に好評で、売上119.2%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、「回転寿司」が都心部でのインバウンド回復もあり、売上108.3%。「その他」は、「カレー」が都心部の繁華街店舗で売り上げが回復、「アイスクリーム」は気温上昇で夏季キャンペーンが好調、売上115.7%となった。

 ファミリーレストラン業態は、全体売上は前年比117.5%、19年比は104.2%となった。7月は、気温の上昇で冷たいメニューが好調。「洋風」は、半額クーポンなどで客数が伸び、売上118.7%。「和風」は、土用の丑のうなぎ需要もあり、売上118.4%。「中華」は、夏季フェアの中で特に辛いメニューが好調で、売上112.7%。「焼き肉」は、駅近繁華街の小規模店でも集客が回復し、売上116.5%となった。

 パブ・居酒屋業態は、気温上昇に伴う夏季キャンペーンもあり、ビール販売が好調。人流回復やインバウンド客の増加で、コロナ第7波の影響を受けた昨年7月との対比では売上129.5%となったが、依然として店舗減少が影響し、19年比では70.2%となった。

 ディナーレストラン業態は、客単価の高いインバウンド客の回復が続いており、売上は121.1%、19年比では98.2%となった。気温上昇に伴い、SC等商業施設立地の店舗は好調も、一部の路面店では猛暑日など気温の高い日中に客足が鈍りがちであった。

 喫茶業態は、猛暑日には一部で客足の鈍りがあったが、観光地、ターミナル、オフィス街立地の商業施設などで人流の回復が見られ、売上は122.3%、19年比では100.5%となった。


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