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2025年12月09日(火)06:05 やじうま速報

【25年11月街角景気】節約続き、現状2.8ポイント低下 実質賃金マイナス10ヶ月

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取材・執筆 : 安田正明 2025年12月9日

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街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた内閣府による景気判断。3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連では、2025年11月は41.6ポイント、10月から 2.8ポイント低下した。

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2~3ヶ月先の飲食関連の景気の先行きに対する判断は、51.8ポイントで、  こちらも1.8ポイント低下した。しかし、景気良し悪しの分岐点となる50ポイントは、9月から3ヶ月連続で超えている。高市内閣による、物価対策や成長投資など経済対策への期待が続いているようだ。

厚生労働省が発表した10月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、賃金は伸びているが、円安による物価高の方が激しく、実質賃金は前年同月比で0.7%減り、25年1月以来10ヶ月連続のマイナスとなった。節約志向が現状判断に影を落としている。

<街の声>
□:日中関係の影響で、ホテルでは予約キャンセルなどの動きがみられるものの、全体的には冬期間の予約が順調なことから、飲食店にも多少の恩恵が生じることを期待している。今冬は、例年並みの売上をどうにか維持できるとみている。(北海道・高級レストラン)
▲:長引く物価高騰の影響か、予約は足踏み状態で、例年より少ない(甲信越・高級レストラン)
□ :忘年会の予約は前年を上回り、売上も現状の水準を維持している。しかし、食材価格の上昇に対して、この時期に値上げを実施することは難しく、粗利益の確保が困難になっている。また、人件費を始めとする経費の増加が重なり、経営的に苦しい状況になるとみられる(中国・一般レストラン)
▲:物価高が家計に影響しており、家庭用の配達や飲食店への配送も減少している(四国・酒販店)
▲:11月は動きが鈍く、後半の週末のみに来客が限定されている状態で、月曜日から木曜日の店内は静かである(九州・高級レストラン) 
(◎良、○やや良、□不変、▲やや悪、×悪)
 

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