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取材・執筆 : 安田正明 2025年4月7日
株式会社壱番屋(本社:愛知県一宮市、代表取締役社長執行役員:葛原 守)が、2025年2月通期決算を発表。


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ココイチ、8月から10.5%値上げ。25年度1Qで、営業利益13%マイナス。
売上高が610億6百万円(前期比10.6%増)、営業利益は49億25百万円(4.5%増)、経常利益は51億94百万円(3.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は31億71百万円(18.1%増)となった。店舗売上高が好調に推移したことや、フランチャイズ加盟店向けのカレーソース卸売価格の値上げ、新業態で売上が伸びた。
直営店とFC店を合計したグループ全体の店舗売上高は、全店ベースでは919億75百万円(7.6%増)となり、既存店ベースでは8.2%増。客単価は、24年3月にテイクアウト価格、8月にはベースのカレーを平均10.5%値上げし、トッピングも平均13.5%を値上げしたことにより、9.9%増と増えた。しかし、客数は8月の値上げ以降、前年割れで1.5%減となった。9~2月の半期では5.2%も下がった。気になるのは、9月2.7%減で2月7.0%減、さらに3月7.5%減と直近ほど前年比が低下している点だ。
育成中の新業態では、「旭川成吉思汗(ジンギスカン)大黒屋」は、これまで展開してきた北海道・東京エリアに加え、愛知県での展開を始め、8店舗・売上高13億1百万円となった。「麺屋たけ井」は、関西エリアでの店舗展開に備え、ラーメンスープや麺を製造するセントラルキッチン(京都府)を稼働させ、新たに滋賀県、和歌山県への初出店を果たし、11店舗・売上高9億92百万円となった。「博多もつ鍋前田屋」は、5店舗・売上高は9億50百万円。25年1月には大阪市内を中心に「らーめん小僧」等7店舗を展開する株式会社KOZOUの株式を取得した。

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