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取材・執筆 : 安田正明 2024年12月24日
「カレーハウス CoCo 壱番屋」を展開する株式会社壱番屋(愛知県一宮市、代表取締役社長:葛原 守氏)が、大阪市内を中心にラーメン業態など7店舗を経営する株式会社KOZOU(本社:大阪府大阪市、代表取締役:堀川 大地)の全株式を取得し連結子会社とする。
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KOZOUは、2014年2月創業の「極濃豚骨 らーめん小僧」を始め 、「豚骨魚介ラーメン 小僧またおまえか。」3店舗 、「豚骨まぜそば KOZOU+」1店舗、 他2店舗を運営。商品力や新業態開発力が極めて高く、企業価値向上に繋がると壱番屋は判断したという。取得は、25 年1月中旬を予定。
壱番屋の25年2月期第3Q(24年3~11月)決算では、売上高449億94百万円(9.3%増)ながら、営業利益 38億84百万円(0.2%減)と増収減益となった。既存店売上は8.6%増だが、8月の価格改定以降、デリバリーやテイクアウトの注文数が減少し、客数が0.1%減となった。
新業態の育成に取り組んでおり、20年12月に子会社化した「旭川成吉思汗(ジンギスカン)大黒屋」は、3月に愛知県1号店となる「日進竹の山店」を出店し、店舗売上高は9億48百万円(180.6%増)。23年3月に子会社化した「麺屋たけ井」は、4月に麺やラーメンスープを製造するセントラルキッチン(京都府)を竣工し、5月に「草津店」(滋賀県)、9月に「羽曳野店」(大阪府)を出店し、店舗売上高は7億6百万円。23年12月に子会社化した「博多もつ鍋前田屋」は、8月に「総本店」(福岡県)の2階に「総本店はなれ」を出店したこと等から、店舗売上高は6億58百万円となった。
カレーに次ぐ新業態を育成するための事業承継での買収を重ねており、今回のKOZOUで4社目の買収となる。
「豚骨魚介ラーメン 小僧またおまえか。」土佐堀店
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