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取材・執筆 : 安田正明 2024年10月23日
「飲食店ドットコム」を運営する株式会社シンクロ・フード(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤代 真一)が、同サイト「店舗物件探し」に登録された飲食店舗物件の駅別賃料相場の2024年4月〜9月(24年度上期)の上位エリアを発表した。1位は「東京」で、23年度下期(23年10月~24年3月)の1位「表参道」は4位に下がった。
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23年度下期坪単価トップ、表参道。原宿、新宿、有楽町は下がる。
新宿3丁目がトップ。23年度上期の駅別坪単価。
2024年上期の駅別賃料相場ランキング(上位10駅)
1. 東京 坪単価51,543円 [↑2位 23年度下期比+5,683円(+12.3%)]
2. 東銀座 49,014円 [↑13位 +11,441円(+30.4%)]
3. 銀座 45,804円[↑7位 +5,535円(+13.7%)]
4. 表参道 44,369円 [↓1位 ー1,506円(ー3.2%)]
5. 渋谷 44,362円 [↓4位 +1,569円(+3.5%)]
6. 明治神宮前 44,237円 [↓3位 +1,059円(+2.4%)]
7. 御茶ノ水 41,694円 [↑41位 +10,442円(+33.4%)]
8. 目黒 40,949円 [↑110位 +15,233円(+59.2%)]
9. 原宿 40,861円 [↓8位 +705円(+1.8%)]
10. 恵比寿 40,572円 [↓5位 ー113円(ー0.3%)]
23年度下期と比較すると、24年度上期の飲食店物件の駅別賃料相場は全般において坪単価が上昇しており、TOP10においては全て坪当たり4万円台となっている。その中で、最も坪単価の高い駅は、23年度下期は2位だった「東京」。東京駅周辺は再開発が進んでおり、その影響が要因の一つとして考えられる。
7位にランクインした「御茶ノ水」は過去数年間で20位圏内にもランクインしていない駅だが、23年度下期に同様に圏外からランクインした西新宿駅と同じく、再開発に沿った需要の高まりに影響を受けている可能性が考えられる。
今回のランキングで最も坪単価上昇率が高かったのは8位の「目黒」(+15,233円)。目黒は人気が高い一方、他の主要エリアと比べて物件供給量が少ないエリア。数年前から行われている再開発の影響等で、駅に近い徒歩圏内の物件の賃料が高くなる傾向が見られた。

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