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取材・執筆 : 安田正明 2024年9月9日
株式会社松屋フーズ(本社:東京都武蔵野市、代表取締役社長:瓦葺 一利)が、「カスタマーハラスメントに対する方針」を策定し公表した。
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【カスタマーハラスメントに対する方針】
■基本方針
「みんなの食卓でありたい」を企業スローガンに掲げ、お客様に安心して快適な食事の空間を提供するべく、お客様からいただく貴重なご意見・ご要望に耳を傾け日々の業務に取り組んでおります。お客様へ質の高いサービスを継続的にご提供するためにもカスタマーハラスメントに該当する行為に対しては、毅然とした態度で対応を行うこともございます。当社は従業員が心身ともに安心して働ける環境を守りつつ、引き続きお客様に誠意を持って対応し、健全な関係を維持していくことを心がけてまいります。
■カスタマーハラスメントの定義
カスタマーハラスメントとは、お客様等からのクレーム・言動のうち、当該クレーム・言動の要求の内容の妥当性に照らして、当該要求を実現するための手段・態様が社会通念上不相当なものであって、当該手段・態様により、労働者の就業環境、または他のお客様がお食事する環境を害するものを指します。
■カスタマーハラスメントに該当する行為例
(1)過度なクレーム:商品やサービスに対する不満を何度も繰り返し述べ、店舗スタッフに精神的ストレスを与える行為。
(2)理不尽な要求:営業時間外のサービス提供や、通常範囲を超えた特別な取り扱いを強く要求する行為。
(3)暴言・侮辱・暴行:従業員に対して、口頭、大声での侮辱や脅迫、人格否定等の言動。また殴る、身体を押す、物を投げつける行為。
(4)威嚇・脅迫:物理的または心理的な危害・圧迫を与える趣旨の発言・態度で恐怖感を引き起こす行為。
(5)差別発言:人種、国籍、年齢、性別等あらゆる属性について差別意識からくる発言。
(6)居座り・侵入:長時間に渡り従業員を拘束し、業務に支障をきたす行為。厨房及び事務所へ許可なく侵入すること。
(7)信用棄損行為:会社・従業員への誹謗中傷や対応状況をSNSやインターネットに投稿する行為。客席等での異常行為及びその画像をSNSやインターネットに投稿する行為。
(8)セクシャルハラスメント:執拗に話しかける、猥褻な行為や発言、身体をさわる、盗撮するなどの行為。
(9)その他:他のお客様への迷惑行為を含めた、上記に準じる行為。
■カスタマーハラスメントへの対応
働く従業員とご来店されるお客様を守るためにも、当社がカスタマーハラスメントと認定した場合は、警察と弁護士に相談の上、厳正に対処いたします。
※厚生労働省「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」に基づき作成しております。
■松屋フーズにおける取り組み
松屋フーズでは、今後、カスタマーハラスメントについて以下の取り組みを推進してまいります。
・本方針による企業姿勢の明確化と従業員への周知・啓発
・当社従業員への教育・研修の実施
・当社従業員のためのサポート体制の整備
松屋フーズはこれからも、誰もが自分らしく、イキイキと活躍できる職場づくりをめざします。
厚生労働省「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」
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