やじうま速報
記事への評価
取材・執筆 : 安田正明 2024年6月6日
株式会社大阪王将(東京ヘッドオフィス:東京都品川区 代表取締役社長:文野 幸司)が、TECHMAGIC株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:白木 裕士)の調理ロボット『I-Robo』を、「大阪王将」長尾店(大阪府枚方市)、ららぽーと新三郷店(埼玉県三郷市)、御徒町駅前店(東京都台東区)の3店舗に5月中に2台ずつ導入した。
<関連記事>
羽田空港のラーメンロボットで「一風堂の博多とんこつ」がバカ売れ
配膳ロボット導入で、「笑顔になるお客さまが増えた」「クレーム対応が格段に減った」。
飲食店機械化、「賛成」86.4%も。機械で出来ることは任せて、人間従業員にはより良いサービスを求める。
2023年10月の大阪王将西五反田店に『I-Robo』をテスト導入してから、約半年が経過。職人が複数の『I-Robo』を操作しながら次の調理の食材の準備や接客に時間を使うことができ、混雑時には料理の提供時間が短縮されたことで客数アップにつながったという。また、一般的に「逸品料理+白米」を組み合わせた定食が多い中、「逸品料理+炒飯」といった組み合わせにも対応できるようになり、客単価もアップした。
3店舗での『I-Robo』導入展開は、様々な立地、客層に『I-Robo』が効果的であるか検証することを目的とする。長尾店は、ロードサイドにあるテーブル席の多い大型店舗。ららぽーと新三郷店は、商業施設のフードコート内にオープンした新店。御徒町駅前店は駅前の繁華街の店舗。3タイプの店舗で実験し、「大阪王将」全337店舗(2024年2月末時点)への拡大の可能性を探る。
同社の調理検定試験1級を持つ熟練職人の鍋さばきを研究し、彼らと変わらないクオリティを安定して提供できるように、加熱温度、加熱時間、鍋の回転スピード、回転方向まで細かく調整して完全コピー化したのものが『I-Robo』。約60種類ある大阪王将の定番メニューの中から、炒め物メニュー約20品の調理が可能。導入により、重たい中華鍋の調理が減り、強い火力で過酷な厨房の環境などが改善。人手不足の解消にもつながる。
読者の感想
興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0
- 総合評価
-
- 0.0