IR情報
記事への評価
取材・執筆 : 安田正明 2024年2月9日
日本マクドナルドホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長CEO:日色 保)が2023年12月期決算を発表。フランチャイズ店舗も含めた全店売上高が過去最高を更新し、7,777億円となった。


<関連記事>

「マクドナルドは、なぜ"値上げ"をしても売れ続けるのか」 驚異の既存店30ヶ月連続売上増
マクドナルド、値上げにもかかわらず24年1月は客数プラス。毎年1月は値上げチャンスか。
ゼンショー、24年第2Q営業利益が3倍に。通年で売上1兆円、海外1万店舗を超えるか。
店舗数は、直営878店舗、FC2,104店舗の計2,982店舗。前年度と比べ、新規86店舗、閉店71店舗でトータルでは微増。本体の売上高は3,819億円、 8.4%増。営業利益は過去最高を更新し、408億円、20.9%増。営業利益率は10.7%もある。一部商品の値上げを実施したにもかかわらず、既存店売上高は2015年第4四半期から2023年第4四半期まで33四半期連続でプラスとなった。
過去最高の営業利益の要因は、値上げと原価削減に因る。グローバル規模の原材料調達や、より効率的な物流網の構築といったコスト管理、為替ヘッジや経費削減の取り組みにより、直営での原価率が前年度の39.6%から今年度38.1%と1.5%も下げた。TV広告をよく見るが、広告宣伝費及び販売促進費は83億円と本体売上の2.2%しか使っていない。
24年度予想は、本体売上高4060億円、6.3%増。営業利益 445億円、9.2%増。新規約100店舗としているが、閉店を含めるとトータルでは横ばいとする。堅調な伸びを予定している。

読者の感想
興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0
- 総合評価
-
- 0.0