やじうま速報
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取材・執筆 : 安田正明 2023年9月21日
株式会社コロワイド(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:野尻 公平)が、「給食事業」拡大に向けて、ヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:長尾 裕)の3温度帯(常温・冷蔵・冷凍)物流ネットワークを活用した新たな物流スキームの運用を始めた。
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これまで同社の「給食事業」における物流は、「外食事業」を中心としたサプライチェーンの中で展開してきたが、「給食事業」と「外食事業」では、給食受託先や店舗への納品時間や頻度、場所などが異なるため、「給食事業」の拡大には納品先によっては積載量が少ないチャーター輸送が必要で、これをヤマト運輸の「宅急便」に変えて効率化していく。そのために、食材などの出荷業務をヤマト運輸の3温度帯に対応したターミナル一体型物流施設へ順次移管していく。
また、食材の納品時間を、使用する当日の早朝(6~7時)から使用する前日の日中(14~16時)へ変えることで、比較的業務に余裕のある時間帯に食材の納品・検品が可能となる。当日分の調理や翌日分の仕込みの時間がさらに確保でき、給食提供先の生産性向上につながる。
2024年3月までに、全ての給食提供先において、新しく構築した物流スキームへ切り替えを完了させる。コロワイドは「給食事」業の売上を30年までに1000億円にまで引き上げる計画で、病院・介護施設への進出を狙っている。
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