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外食ニュース

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2023年7月26日(水)06:43

【外食市場23年6月】19年比3.5%増。5類移行から2ヶ月だが、飲酒業態は未だにシビアな34%減。

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取材・執筆 : 安田正明 2023年7月26日

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 社団法人日本フードサービス協会(本部:東京都港区、会長:髙岡 慎一郎)による協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査2023年6月度は、5月のコロナ5類移行を受けて外食消費がようやく回復基調に入り、インバウンド需要の増加もあり、全体売上は111.8%、コロナ前の19年対比でも103.5%となった。だが店舗数はいまだ19年レベルに回復しておらず、特に「パブ・居酒屋」はいまだ19年比68.6%と、コロナを境に市場が失われたまま戻ってこない。

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 ファーストフード業態は、全体売上は111.2%、コロナ禍前の19年対比では115.6%となった。「洋風」は、期間限定の新商品が好評で売上堅調、108.4%。「和風」は、一部でシニア層の店内飲食への戻りがあり、売上117.9%。「麺類」は、都心のビルインやSC立地店舗の回復基調などで、売上113.1%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、父の日前後の「回転寿司」が好調で、売上108.3%。

 ファミリーレストラン業態は、全体売上は前年比111.8%、19年比は93.9%となった。立地によっても異なるが、全体としては持ち直し基調が継続、閉店時間を遅くする店舗も徐々に増え、「洋風」は売上111.9%、「和風」は売上111.4%。「中華」は、店内・店外ともに客足堅調、売上111.6%。「焼き肉」は、各社で差があるものの、郊外立地店の一部は好調を維持、売上は112.4%となった。

 パブ・居酒屋業態の売上は、前年比114.7%、19年比で66.1%となった。夕方からの早い時間帯では、客足が19年を上回るところもある一方で、夜遅い時間の客足の戻りはまだ鈍いなど、賑わう時間帯が変化している。コロナ禍で繁華街やオフィス街の店舗閉鎖も多く見られるが、存続の店舗では大きめのグループ宴会が少しずつ戻るなど、経営環境には明るい兆しも見え始めている。

 ディナーレストラン業態は、入国制限の緩和以降、インバウンドの回復が続いており、1回あたり利用金額も大きく、客単価上昇にも寄与している。コロナの5類移行後、企業や団体の宴会も少しずつ戻り、売上は113.0%、19年比では売上91.5%となった。

 喫茶業態は、 観光地などを中心に、商業施設やオフィス街でも人流の回復が続き、売上は116.0%、19年比で96.7%となった。

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