やじうま速報
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取材・執筆 : 安田正明 2023年6月12日
街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた景気判断。2023年5月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連では61.1ポイント。4月から 1.2ポイント上昇した。横ばいを示す50ポイントを4ヶ月連続で超えている。
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2~3ヶ月先の景気の先行きに対する判断は、 58.6ポイント。4月から わずかに1.3%下降した。こちらも、横ばいを示す50ポイントを4ヶ月連続で超えている。宴会も戻り始め、インバウンド効果もあり、景気は、緩やかに回復している。
しかし、原材料・光熱費・人件費などコスト増を売価にどこまで転嫁できるのか不安がある。また、売上は取れるのに、働くスタッフが集まらず店舗を回せない売上ロスも発生している。
■街の声
「ゴールデンウィークもあり、季節的にも観光客が多くなると期待していたが、期待をかなり下回る状況である。物価上昇などで客の財布のひもは思いの外固くなっている。」(東北・一般レストラン)
「物価高が止まらず、納入業者からは6月から値上げする品目が多数あると言われている。さらに、電気代の上昇で、エアコンを使用した際の電気代などを考えると、当店も値上げは必須である。客がどこまでついてこられるかが心配である。」(北関東・一般レストラン)
「レストラン、販売店への来客数、予約数も増え、トレンドとしては回復傾向にあるものの、新型コロナウイルス感染症の発生前と比べて人員が不足しており、受け入れきれていない。人員が充足できれば、売上は更に伸びる。」(南関東・高級レストラン)
「都心部の店から郊外店への広がり、中国人観光客の来日とインバウンド需要、アフターコロナの夏休みに期待する。」(東海・高級レストラン)
「ゴールデンウィーク期間中は観光客が増加したが、G7広島サミットの開催で静かになった。」(中国・一般レストラン)
「レストラン業態の来客数が増加傾向にある。」(四国・ファーストフード)
「新型コロナウイルス感染症の分類が5類感染症に移行されてから人通りが多くなり、旅行者も市内の客も宴会利用が多くなっている。」(九州・高級レストラン)
「クルーズ船や海外からの航空便が増加することで、更にインバウンドの客が増える傾向にある。」(九州・居酒屋)
「外食は地元客、観光客共に増えている。団体の問合せも増えてきており、少しずつ良くなっている。」(沖縄・一般レストラン)
高級店でもロボットに頼らざるをえない。
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