「スシロー」岐阜正木店で撮影された迷惑動画問題に対して、岐阜県警が行為者について偽計業務妨害の疑いで捜査していると共同通信が報じた。

＜関連記事＞

　備えつけの醤油の注ぎ口や未使用の湯呑みを舐めまわして元の位置に戻したり、回転レーン上の寿司に指で唾液を何度も擦りつける様子が映っていた。本人、動画の撮影者とSNS上で最初に動画を拡散させた知人とみられる関係者も含め、合わせて数人を2月内に書類送検する方針という。

　スシローは本人と保護者から謝罪があったが受け入れを拒否し、2月1日に警察に被害届を提出していた。軽犯罪法上の「悪戯」よりも悪質性が高いとして刑法上の「偽計業務妨害」の疑いがあると警察は見ている。偽計業務妨害罪の罰則は、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金。

　スシローは別途、迷惑動画問題の対策にかかった費用の支払いを求める民事訴訟の準備も進めているという。2月10日には、「既に発覚している一連の事象に関係する方々への直接的な危害となるような言動はお控えていただくよう伏してお願い申し上げます。」とし、スシロー自身で刑事・民事の両面から毅然とした対応を行うことを改めて表明した。

　SNS上では「#スシローを救いたい」という応援が盛り上がっており、あきんどスシローの新居 耕平社長もツイッターで感謝を表明した。応援の声を受けて、スシローは「ありがとうございます」として 2/13(月)～2/17(金) で全品10%オフキャンペーンを始める。