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2022年8月31日(水)07:59 やじうま速報

高級食パン「乃が美」FC本部は不当。ジーのウィルプラン横川氏が提訴。

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取材・執筆 : 加藤一 2022年8月31日

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 株式会社ウィルプランニング(本社:東京都港区、代表取締役:横川 毅)の子会社で、高級「生」食パン専門店乃が美の加盟店8店舗を運営していた株式会社MTK(代表取締役 横川 毅)が、株式会社乃が美ホールディングス(本社:大阪市中央区、代表取締役会長兼社長:森野 博之)に対し、情報提供義務違反・説明義務違反及び契約締結後の経営指導義務違反を理由に1円の損害賠償請求事件を提訴し、8月14日付で大阪地裁に受理されたと発表した。

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 FC事業参加後初めてのオーナー会議に出席時、TVCMを直営含む全店舗の費用均等負担にて放映をすると言われた際、広告宣伝は本部の予算で行うのが常であると疑問を呈したが、乃が美側は否定。全店舗均等費用負担の金額根拠としてTVCM費用の総額開示を求めるもこれも拒否された。その後、店舗が増えるも各店舗の負担金額は変わらず、全店舗の費用均等負担との説明は虚偽であるとMTK側は主張する。

 その後も、乃が美とファンドのクレアシオン・キャピタル株式会社による、株式上場を目指した利益至上主義経営は続き、多くの加盟店が赤字に苦しむ中、本部としての支援体制は作られることなく多くの加盟店オーナーが経営難に追い込まれ、ロイヤリティを支払えずに滞納している加盟店もあるという。MTKは、現在も借金をしてロイヤリティを支払っているという。

 21年12月1日に、圧倒的に美味しくリッチに変えたと100円の値上げを実施したが、22年4月27日から販売された『復刻「生」食パン』と称した食パンでレシピを元に戻すも100円値上げの価格を維持し、乃が美側のプレスリリースで『乃が美『復刻「生」食パン』発売1か月で100万本のヒットと配信した。しかし、実際には全店で売上が上がっておらず、MTK側は「嘘を嘘で繋ぐブランディング」と称している。他にも裁判でひとつひとつ明らかにしたいとする。
 
 今回の提訴は損害賠償金を求めることが目的でなく、「乃が美とクレアシオン・キャピタルの不当な実態を世の中にも伝え、世論にて判断をいただきたく起こしたものであります。」とMTK代表の横川氏が訴えている。

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