やじうま速報
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取材・執筆 ： 加藤一 2021年12月13日
街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた景気判断。2021年11月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連では68.2ポイントで、急伸した10月から更に3.1ポイント上昇した。
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2～3か月先の景気の先行きに対する判断は、 55.8 ポイントと10月から4.6ポイント低下した。景気は持ち直しているが、食材や人件費の上昇、新たに見つかったオミクロン株の拡大への懸念が先行きに不安感をもたらしている。
■街の声
「ワクチン接種率の向上に伴って新型コロナウイルスの新規感染者数が劇的に減少していることで、これまで外食を控えていた人が少しずつ外出するようになり、週末の来客数が増加している。また、夜間の営業を再開したこともプラスとなっている。景気が好転する兆しがみられ始めている。」（北海道・高級レストラン）
「今は個人客が中心だが、このまま感染が落ち着いた状況が続けば、ウエディングパーティーや団体客も戻ってくると期待している。」（東北・一般レストラン）
「少人数だが、徐々に宴会や会食が増えつつある。」（北関東・居酒屋）
「緊急事態宣言が解除され、11 月に入ってから徐々に来客数が増えてきている。ただし、夜の営業時間は新型コロナウイルス発生前のように遅くまで客が来店することはなく、このまま夜の時間帯は減ったままだと思うので、回復には時間が掛かる。」（南関東・一般レストラン）
「年間を通じて最繁忙期である忘年会シーズンであり、個人需要は一定の予約があるものの、法人、団体の予約が少なく、売上の確保ができていない。」（南関東・高級レストラン）
「全国的に新型コロナウイルスの感染が収まっており、少人数ではあるが会食の機会も増えている。」（甲信越・高級レストラン）
「新型コロナウイルス感染の再拡大を懸念して、客は大人数での食事を控えている。」（東海・一般レストラン）
「企業は今年も忘年会を行わない方針らしく、新年会や歓送迎会の予約もない。個人的に２～３人で来店する客はいるが、元々あった座席を減らして営業しているため、売上が増える要素は見当たらない。」（近畿・一般レストラン）
「このまま新型コロナウイルスの新規感染者数の減少傾向が続けば、観光客は今より増加し、依然として自粛傾向にある企業の団体利用やインバウンドも次第に増えてくる。」（中国・一般レストラン）
「新型コロナウイルスの新変異株の発生もあり、景気は変わらない。」（中国・バー）
「新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き、人が動き出している。」（四国・一般レストラン）
「政府が様々な政策を打ち出し、全体的な景気が上向きになる。」（九州・一般レストラン）
「来客数はすぐには戻らない。また、原材料の値上げが続き、飲食では求人数がほとんど取れず、時給もどんどん上がり、販管費の上昇分を値上げするわけにもいかず、営業に支障が出ている。」（沖縄・居酒屋）
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