やじうま速報
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取材・執筆 ： 加藤一 2021年11月10日
街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた景気判断。2021年10月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連では65.1ポイントで、9月から31.2ポイントも急上昇した。
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2～3か月先の景気の先行きに対する判断は、 60.4ポイントと9月と同じく高い水準のまま。通常営業に戻り、酒類提供解禁され、コスト上昇等やコロナ第6波を懸念しつつも、客数や予約件数が増えポジティブムードとなっている。
■街の声
「10 月から営業を再開しているが、元の状態に戻るような動きはみられない。営業しないよりは営業した方が良いことは確かなため、少しでも前向きに考えていきたい。」（北海道・スナック）
「予約客に動きがみられ始めていることから、今後の景気はやや良くなる。」（北海道・高級レストラン）
「全く予約が入らなかったディナータイムに、最近ほんの僅かだが予約が入り始めた。緊急事態宣言が解除されてからしばらく動きがなかったが、月末になり多少客が戻るような雰囲気が出てきている。」（東北・一般レストラン）
「来月以降の予約問合せも徐々に増えてきているので、期待はしている。」（北関東・居酒屋）
「緊急事態宣言が解除され、酒を出せるようになったため、週末は今までの２～３倍以上の客が来店するようになっている。今まで動けていなかった身体が、急に忙しくなり少々疲れ気味である。」（南関東・一般レストラン）
「10 月１日より金沢市のまん延防止等重点措置が解除され、徐々に県民が外出するようになっている。併せて観光客や出張者も増えている。」（北陸・一般レストラン）
「予約件数だけでなく、１席当たりの予約人数も増えてきた。今後も新型コロナウイルスの感染対策を続けながら、営業していきたい。」（近畿・高級レストラン）
「緊急事態宣言が解除され、徐々に客が戻ってきている。自治体独自の観光支援策の開始時には多くの問合せがあり、自粛明けに出掛けたいと思っている客が多くなっている。」（中国・高級レストラン）
「ディナータイムの状況は良くないが、10 月の売上は８～９月と比べ、増加傾向にある。」（中国・一般レストラン）
「今までは人流がなかったが、ここ数日は感染者がいなかったため、県外の観光客や帰省客が少しずつ来店し、来客数が増加している。市内の客の動きはほとんどないものの、居酒屋では少し景気が戻っている。」（九州・高級レストラン）
「全体的には良くなっていくように感じるが、飲食店、特に居酒屋はすぐには入客が戻らない。また、仕入価格の上昇、最低賃金の上昇、求人難、補助金の打切り、借金の返済が資金繰りを圧迫するので、よほど体力がないと廃業に追い込まれる店舗が増えそうである。」（沖縄・居酒屋）
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