やじうま速報
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取材・執筆 ： 加藤一 2020年12月10日
街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた景気判断。2020年11月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連では、コロナ第3波が不安心理を煽り10月から24.5ポイントも急降下し、35.9ポイントとなった。
2～3か月先の景気の先行きに対する判断も、26.0ポイントも落下し22.1ポイントとなった。忘年会の相次ぐキャンセル、グループ客の不在などでお先真っ暗感が広がっている。街の声からは悲壮感は漂っておらず、借入で未だ凌げるように見える。
■街の声
「当地では新型コロナウイルスのクラスターが発生したことから、大変厳しい状況になっている。閉店する店も出てきた。当店も11月 20日過ぎから営業を休んでいる。」（北海道・スナック）
「新型コロナウイルスの影響か、最低の水準からはやや良くなっているものの、例年と比べると5割くらいの落ち込みがある。来客数も個人、団体の予約が少ない。」（東北・一般レストラン）
「連日の報道など、新型コロナウイルス感染拡大第3波の影響が大きい。」（北関東・居酒屋）
「取引先のホテルや大型の居酒屋の話では、『新型コロナウイルス感染拡大第３波の影響で、忘年会シーズンが始まった矢先に宴会のキャンセルが大量に入り、さすがにこの状況では経営が成り立たない』ということで、かなり深刻な状況である。」（北関東・広告代理店）
「夜は客がほぼ来ない。昼も、以前は4～8人で来るグループがあったが、今は1人か、多くて2人で、当然売上は激減している。」（南関東・一般レストラン）
「元来、団体宴会を売上の柱としていた当社にとっては、営業施策全体の見直し、立て直しが必要となる。」（南関東・高級レストラン）
「新型コロナウイルス感染拡大の第3波により、客足も少ない。忘年会も早くから中止が進んでいる。」（甲信越・高級レストラン）
「新型コロナウイルスの影響でディナータイムの利用が打撃を受けている。利用人数が少なくなり、回転率が低下しているため、売上が減少している。」（中国・一般レストラン）
「新型コロナウイルスの感染拡大により、キャンセルが相次いでいる。忘年会、新年会の書き入れ時に相当なダメージとなっており、先行きが全くみえず不安である。」（四国・一般レストラン）
「当店は国内外の客対象の営業であるため、人口の多い都市からの移動が制限され、その状況が続くことにより、売上の減少が懸念される。」（九州・高級レストラン）
「来客数が、Ｇｏ Ｔｏ ＴｒａｖｅｌキャンペーンやＧｏ Ｔｏ Ｅａｔキャンペーン等の効果で、例年比 50～60％程度まで戻ってきていたが、新型コロナウイルスの第3波の影響が先週から出始めており、例年の20％までまた落ち込んできている。」（沖縄・居酒屋）
東京・新橋駅前のSL広場。イルミネーションされた機関車が物悲しい。
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