やじうま速報
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取材・執筆 : 加藤一 2020年7月2日
海鮮丼やラーメン店を展開する株式会社虎杖東京(本社:東京都中央区、代表:黒瀬 啓介)が、6月30日に東京地裁に民事再生法の適用を申請し、同日監督命令を受けた、と東京商工リサーチが報じた。負債総額は約32億円。
「虎杖(いたどり)」ブランドでラーメン店や海鮮料理、寿司店、ステーキ店などの飲食店を経営。ラーメン店「麺屋虎杖」では、カレー担々麺など新しいメニューを企画し、マスコミにも取り上げられていた。2018年9月期には売上高45億円まで拡大していたが、19年9月期は店舗閉鎖や競争激化が響き、売上高39億円と減収に転じ、コスト増や支払利息の増加、保険解約損などから2億55百万円の赤字を計上し、債務超過へ転落していた。
グループ会社の信用問題が発生し、新型コロナウイルス感染拡大により臨時休業を余儀なくされるなど来店客数の減少から売上が急減。金融債務の返済が滞り、資金繰りが維持できなくなった。

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