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記事への評価
取材・執筆 : 南原卓也 2025年10月29日
【記事のポイント】
●「いい茶こ」が飲めるお店が全国で増えてきている
●おかわり率ほぼ100%! 飲めば飲むほどお得な"おかわりスタイル"
●大阪お茶ハイの定番・ウーロンハイに迫る「いい茶こ」の勢い
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大分で生まれ、東京で人気に火がついた「いい茶こ」が、今度は大阪の外食シーンで注目されはじめている。
「いい茶こ」は、いつも親しまれている普通の緑茶ハイではない。本格麦焼酎「いいちこ」と佐賀の銘茶「うれしの茶」の"香り"と"うまみ"がまろやかに調和した、まぁるいおいしさが特徴の緑茶ハイだ。緑茶のティーパックはそのままに、"なか(いいちこの水割り)"を追加する粋なおかわりスタイルも人気。
今回は大阪の中心地・梅田エリアでいち早く「いい茶こ」を導入した3店舗に取材を実施。「いい茶こ」が大阪でどう受け入れられ、どう拡がっていくのかを探っていく。
◾大衆食堂ROOKIE エキマルシェ大阪店
昼はご飯に合うガッツリメニューが人気の大衆食堂、夜はコストパフォーマンス抜群の中華居酒屋
JR大阪駅直結の商業施設「エキマルシェ大阪」にある「大衆食堂ROOKIE エキマルシェ大阪店」は、観光客や地域で働く人など、大阪の中心を行き交う人たちでいつも賑わっている。
人気No.1の「エキマルトンテキ」は、自家製タレで焼き上げた濃厚な味付けで、リピーターを生み続ける逸品。定食ならご飯3杯、卵黄にからめて食べる「トンテキ串」なら1本でビール3杯飲める美味しさと評判だ。
「大衆食堂ROOKIE エキマルシェ大阪店」 三島店長
「大衆食堂ROOKIE エキマルシェ大阪店」は、2025年10月から「いい茶こ」の取り扱いをスタート。夜の営業で酒類の出数を増やそうと考えていた三島直人店長(以下、三島店長)にとって、「いい茶こ」は探し求めていたドリンクのイメージと合致した。
キャッチーなネーミングに、専用マドラー、専用グラスといったインパクトのある販促ツール。大阪では初体験という人も多い"なか"をおかわりするスタイルもお気に入りだ。
三島店長は、「いい茶こ」を採用した理由について次のように話す。
「自分で飲んでみたら、思っていた以上にすっきりしていて飲みやすかった。おかわりスタイルもエンターテイメントとしておもしろいし、これは売りやすい商品だと感じました!」
お店でも徐々に浸透してきた「いい茶こ」について、「大衆食堂ROOKIE エキマルシェ大阪店」では独自の視点で訴求していく予定だ。
「ガッツリ、こってりなメニューが多いから、みんな少なからず罪悪感を感じながら食べていると思っています(笑)特に若い世代や女性がそう感じている気がしていて、「いい茶こ」でその罪悪感を取り除いてあげようとかなと。「いい茶こ」は、比較的カロリーや糖質を気にせず飲める。今後、当店では口の中の油分と一緒に罪悪感も洗い流してくれるヘルシー系ドリンクとして「いい茶こ」をPRしていくつもりです。おかわりするほどお得に飲めるし、罪悪感もなくなるし、いいこと尽くしですね(笑)大阪ではお茶ハイといえばウーロンハイ。「いい茶こ」には、その人気に迫るお茶ハイになることを期待しています。」(三島店長)
大阪で「いい茶こ」がどのように認知され、拡がっていくのか興味深い。
◾マルリキ 第3ビル本店
焼肉店にルーツを持つ大衆酒場「マルリキ」は、梅田エリアにある4店舗を含め全7店舗を大阪市内で展開している
「串カツ」や「どて焼き」、「とん平焼き」など大阪の定番グルメに加え、自慢の肉料理など店内の壁を埋め尽くすほど豊富なメニューは圧巻。その中にあるユニークなメニュー名にも大阪らしさが感じられる。
梅田エリアを拠点に飲食を楽しむ人たちが「最も価格競争が激しい激戦区」「飲み屋好きが集まる居酒屋天国」と言わしめるのが「大阪駅前第3ビル」の地下街。今回取材を行った「マルリキ 第3ビル本店」は、この梅田エリア最激戦区で10年以上営業している人気店だ。
「マルリキ 第3ビル本店」 井上店長
「以前から、女性を中心に緑茶ハイがメニューに欲しいとおっしゃるお客様はいたんです。ただ、うちは圧倒的に男性客が多いので、ウーロンハイしか置いていませんでした。でも、いざ「いい茶こ」の提供を始めたら、意外と男性も飲むんですよね。しかも、おかわり率はほぼ100%。2杯目以降がお得になるというのがええ感じです。大阪でも早く受け入れられると思いますよ。大阪人は1円でも安い方へ流れますから(笑)先日は大喜びで5杯もおかわりしていった方がいました(笑)」
そう話すのは「マルリキ 第3ビル本店」店長の井上武彦さん(以下、井上店長)だ。
「いい茶こ」の"なか"をおかわりするスタイルは、大阪では比較的珍しいスタイル。その点、「マルリキ 第3ビル本店」は、過去にレモンサワーで同じおかわりスタイルを実践していた影響もあり、常連客からスムーズに受け入れられた。
井上店長は、「いい茶こ」と大阪の味との相性について太鼓判を押す。大阪で人気が出るのもそう時間がかからないと感じているようだ。
「大阪はソース文化のまちです。甘いソースにつけたりかけたり、こってりした味付けの料理も多い。そこに、さっぱりしている緑茶や麦焼酎が合わないわけがないんです。炭酸じゃないのもいい。お腹も膨れませんから。お得にたくさん食べて飲みたい大阪人にとって、「いい茶こ」はええ感じのドリンクかもしれませんね。」(井上店長)
大阪のお茶ハイといえばウーロンハイ。「いい茶こ」がそのイメージを覆し、新定番となれるのか注目だ。
■立ち飲み肉処 大阪ブラウン LINKS UMEDA店
鮮度抜群のホルモンと選りすぐりの和牛をリーズナブルな価格で楽しめる
今、大阪で最も注目されているエリアといえば、JR「大阪駅」北側に広がる「うめきたエリア」だろう。"みどりとイノベーションの融合"をコンセプトに、広大な敷地を誇る「うめきた公園」をはじめ、オフィス、ホテル、商業施設などが次々と開発されている。
「うめきたエリア」の東側に位置する「LINKS UMEDA」は、「モノ」から「食」、「サービス」まで、あらゆる店が揃う複合商業施設。ビジネスパーソンからファミリーまで、幅広い層の人たちが普段使いできる貴重な存在として親しまれている。
地下1階の「オイシイもの横丁」には、レトロな横丁の中に居酒屋や寿司、洋食、ラーメンなど様々なジャンルの飲食店が集まる。
今回取材に訪れたのは「立ち飲み肉処 大阪ブラウン LINKS UMEDA店」。鮮度抜群のホルモンと選りすぐりの和牛をリーズナブルな価格で楽しめ、20代〜60代まで幅広い世代が賑わう人気店だ。
「立ち飲み肉処 大阪ブラウン LINKS UMEDA店」 中野店長
普段から本格麦焼酎「いいちこ」を愛飲している店長の中野良人さん(以下、中野店長)は、「いい茶こ」を飲んで、その味わいに感銘を受けた。
「すごくすっきりしていて驚きました。麦焼酎の風味を残しながら、とにかく飲みやすい。水割りやソーダ割りと比べても「いい茶こ」が飲みやすいと思います。料理にも合わせやすいし、ええ感じですね!」(中野店長)
その飲みやすさとおかわりスタイルは「立ち飲み肉処 大阪ブラウン LINKS UMEDA店」にもマッチした。"なか"をおかわりするスタイルはお得だと喜ばれ、同店のお茶ハイカテゴリーでは早くも人気No.1の座についている。
「(いい茶こを)飲んだ方は、もれなくおかわりをしてくれます。これって飲食店として非常に助かる存在です。「いいちこ」という圧倒的なネームバリューがあるので、新メニューに慎重な方も安心して頼めるのでしょう。」(中野店長)
また中野店長は、「いい茶こ」は店側と客とのコミュニケーションが生まれるドリンクだと話す。
「飲んだ後に、"おいしかった"とか、"飲みやすいですね"とか感想を伝えてくれる方が多いんです。これってフードではよくあるんですが、ドリンクだと意外と少ない。おかわりすればするほどお得になるスタイルも大阪に合っているし、「いい茶こ」は自然と認知されていく気がしますね。」
「いい茶こ」のWa(輪)は、日本全国で拡がっている。
東京ではハイボールやレモンサワーのネクストブレイクとして注目されている「いい茶こ」が、大阪ではお茶ハイの定番・ウーロンハイと比較され注目をされているのが興味深い。
「ええ感じ」。今回の取材を通じて、何度も耳にしたのがこのフレーズだ。これこそ大阪でも「いい茶こ」が受け入れられている何よりの証拠ではないだろうか。
<取材店舗>
「大衆食堂ROOKIE エキマルシェ大阪店」
大阪府大阪市北区梅田3丁目1-1 エキマルシェ大阪 内
TEL:050-8882-6778
「マルリキ第3ビル本店」
大阪府大阪市北区梅田1丁目1-3 大阪駅前第3ビル 地下1階
TEL:06-6341-9429
「立ち飲み肉処 大阪ブラウン LINKS UMEDA店」
大阪府大阪市北区大深町1-1 LINKS UMEDA地下1階 オイシイもの横丁内
TEL:06-6136-4979
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