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2024年4月23日(火)04:51

選ばれる緑茶ハイ「いい茶こ」。美味しいだけじゃない人気の秘密をレポート

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取材・執筆 : 南原卓也 2024年4月12日

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【記事のポイント】
●健康志向の高い方と相性の良い「緑茶ハイ」
●消費者から「いい茶こ」が選ばれる理由
●飲食店が「いい茶こ」を導入するメリット

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若者の健康志向が高まる昨今、飲食店を訪れる方のメニュー選びにも変化が見られるようになった。野菜が多いメニューを好み、脂質や糖質が多いメニューを避ける傾向にある。

その傾向はフードに限らずドリンクにまで及ぶ。ハイボールやレモンサワーの人気も、消費者の「少しでも体によさそうなものを選ぶ」とする影響は大きい。

現在、ハイボールやレモンサワーに次ぐブームの兆しを見せているのが「緑茶ハイ」だ。焼酎を緑茶で割るというシンプルな緑茶ハイは、酒場の定番として古くから愛されている。

中でも特に注目したいのが「いい茶こ」だ。本格麦焼酎「いいちこ」と緑茶、双方の「香り」と「うまみ」がまろやかに調和したまぁるい味わいの虜になる人が続出していると話題。グラスとティーパックはそのままで、中身だけおかわりするスタイルも好評だ。

今回は「いい茶こ」が導入後すぐに人気ドリンクメニューの仲間入りを果たした2つのお店を取材し、消費者から「いい茶こ」が選ばれる理由を探っていく。

■串焼たくま(多摩市落合)
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各線「多摩センター駅」から徒歩2分の場所にある「串焼たくま」は、この地域で最も長い歴史を持つお店の一つ。鶏や豚、ジビエに野菜。1本1本炭火で丁寧に焼き上げた自慢の串焼きが人気だ。

「串焼たくま」では2024年3月から「いい茶こ」の販売をスタート。販売開始後、間もなくスタッフも驚くほどの人気ぶりを見せている。

元々ホッピーを好んでいた層と、甘くないドリンクが飲みたいが炭酸が苦手な層を中心に大ヒット。特に後者は、約8〜9割の方が「いい茶こ」へと移行している。

若い方からの評判も上々で、今や定番の「たくまレモンサワー」「たくまハイボール」に次ぐ人気を獲得している。

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北原副店長

「串焼たくま」副店長の北原純也さん(以下、北原副店長)は、当初「いいちこ」について「家庭で飲むお酒」というイメージを持っていたそうだ。

「父が家でよく飲んでいた焼酎というイメージが強く、正直なところ、お店で売るイメージが湧きづらい焼酎でした。でも『いい茶こ』のネーミングはキャッチ―だし、おかわりしやすいスタイルもお店に合うし、しっかり告知をしていけば絶対に流行るだろうと感じました。そしてこの結果だし、家庭で飲むお酒というイメージは完全に個人的なものでしたね(笑)」(北原副店長)

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「串焼たくま」では、「いい茶こ」導入以降、お茶ハイを飲む方の8〜9割が「いい茶こ」へと移行している。特に目立つのは20代女性大学生など若い女性。「野菜串」を好み、健康志向の強い世代と「いい茶こ」との相性はよさそうだ。

「おかわりが安価でできるお得感はあると思います。グループの中の1人が『いい茶こ』を頼めば、専用のいいちこマドラーの可愛らしさに惹かれた別の方から注文が入るという流れもある。『いい茶こ』はクセがなく飲みやすいし、何杯飲んでも飲み飽きません。お客様にとってはお得感もあるし、お店は確実におかわりがいただける。他のドリンクに比べて手間もかからないし、お互いにとってWin-Winになれるドリンクだと感じています。」(北原副店長)

■THE OYSTER MANS(江東区富岡)
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「もんなか」の愛称で親しまれる門前仲町は、江戸の下町情緒が残る人気のエリア。歴史ある寺社仏閣もあれば、大衆酒場からスタイリッシュなイタリアン、日本酒バルなど魅力的なお店も集まる街として注目を集めている。

宮城県産の牡蠣を三陸の鉄板焼きスタイルで提供する「三陸カキ小屋 THE OYSTER MANS」では、2024年3月より「いい茶こ」の販売をスタート。荒谷公博店長(以下、荒谷店長)がかねてより構想していた提供方法とピッタリ重なったことから、従来の「緑茶ハイ」から「いい茶こ」へと切り替えた。

「ティーパックが入っていると、見た目で特別感が増しますよね。気軽におかわりができるスタイルもいい。ロスも出ないし、手間もかからないので助かります。」(荒谷店長)

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荒谷店長

豊富なメニューを誇る「三陸カキ小屋 THE OYSTER MANS」だが、圧倒的な人気を誇るのは牡蠣を使ったメニューだ。牡蠣といえば、ワインや日本酒、ウイスキーを合わせるのが一般的だが、「いい茶こ」との相性はどうなのだろうか?

「『いい茶こ』のいいところは、フードペアリングとか気にせず楽しめるところだと思っています。日本人は何を食べるときでも、緑茶なら合わせられるじゃないですか。でも、他のお茶だとそうもいかないんです。紅茶ハイだと香りが強すぎるし、ウーロンハイだとサッパリしすぎると感じます。

その点、緑茶ハイはどの料理の味も邪魔することなく合わせられます。緑茶のいいところに加えて『いい茶こ』は、本格麦焼酎『いいちこ』ならではの香りや味があって深みが増しています。どんなお店であっても受け入れられるポテンシャルがあると思っています。」

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「いい茶こ」の導入以降のお店では、これまでなかった光景が生まれたという。

「一度飲んだ方は、次も注文いただけることが多いのですが、最近は『いい茶こ』を1回おかわりした後に、3杯目はまた新しい『いい茶こ』を注文する方が増えました。ティーパックは新しいグラスに移して、グラスの中にティーパックが増えていくんです。1杯目はお茶の中にまだお酒が浸透しきっていないフレッシュな味。『いい茶こ』の真骨頂は、しっかり馴染んだ2杯目以降だと思っています。だから、おかわりしないのは勿体ないですよ!」(荒谷店長)

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今回取材した2つのお店で共通していたのは、「いい茶こ」の導入により「お茶ハイ・緑茶ハイ」を注文する方の年齢層が広がったことだ。

同時に、これまでは1杯しか飲まなかった方がおかわりをする機会も増えた。売上アップ、客単価アップにも貢献している。

「いい茶こ」のまぁるい味わいが支持されていることはもちろんだが、専用のいいちこマドラーなど販促ツールの影響にも着目したい。専用のグラスで、「いいちこ」のボトルがあしらわれたマドラーとともに提供される「いい茶こ」は、それだけで他の「緑茶ハイ」とは一線を画すドリンクとして認知されている。

涼しげな見た目と、グラスを傾けるとともに聞こえる氷の音。爽やかな緑茶の香りに、良く冷えた「いい茶こ」のまぁるい味わい。五感で楽しめる「いい茶こ」は、夏に向けてこれまで以上に注目の存在となるだろう。

【いい茶このメニューをご希望の方はこちら】
https://forms.gle/AxDXxwcAGiPB18sr5

<取材店舗>
「串焼 たくま」
東京都多摩市落合1-9-1 多摩センタービル1階
TEL:042-375-3333

「三陸カキ小屋 THE OYSTER MANS」
東京都江東区富岡1-24-6 安田ビル1階2階
TEL:03-6458-8270

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三和酒類株式会社
https://www.iichiko.co.jp/promotion/iichako/

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