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2025年9月30日(火)04:01

料理人も驚いた甘味と旨味。「とうもろこし豚」が、あなたのお店の次の定番を生み出す!

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取材・執筆 : 南原卓也 2025年9月18日

キーワード :     

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【記事のポイント】
・とうもろこしの生産量世界一を誇る米国中西部で育った「米国産 とうもろこし豚」
・対日向けチルドポークの中で"最高の規格"を目指す豚肉
・料理人の好奇心を刺激する「とうもろこし豚」の旨味と脂の甘味

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「ニッポンハムグループ」が展開する「米国産 とうもろこし豚(以下、とうもろこし豚)」は、対日向けチルドポークの中で"最高の規格"を目指す豚肉だ。

そのために「ニッポンハムグループ」の日本人駐在員3名が現地に常駐(2025年9月現在)。とうもろこしの生産量世界一を誇る米国中西部ですくすくと育った豚を、肉質(サシ・しまり・肉色)や大きさなど、すべてにおいて安定的に高い状態でキープしている。

2023年春には、過去には世界最高峰のシェフとソムリエで構成されるITI(国際味覚審査機構)の審査会で、「とうもろこし豚 肩ロース」が優秀味覚賞最高ランクの「2ツ星」を受賞し、その品質は世界に認められている。

今回は「とうもろこし豚」を使用したメニューを提供している3つのお店にインタビューを行い、「とうもろこし豚」の実力に迫る。

■さけときどきぶた 秋葉原駅前店(東京都千代田区)

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東京都千代田区の北東部にある秋葉原は、電気街やサブカルチャーの聖地として世界的に知られている。アニメやゲーム、メイドカフェなど日本独自の文化を求めて、海外から訪れる人も多いまちだ。

人が集まる場所には、飲食店も数多く集まる。その中の一軒「さけときどきぶた 秋葉原駅前店」は2018年8月にオープンし、8年目を迎えたばかりの立ち飲み店だ。

月に1日ある店休日以外は、毎日15時にオープン。炭火で焼き上げた焼きとんや炙りチャーシュー、早い時間帯限定の千ベロセットが人気で、奥にのびた店内はいつも多くの人で賑わっている。

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佐藤店長

「肩ロースは火を通すと固くなるイメージがありましたが、とうもろこし豚を食べたら全然そんなことはなかった。量販店の売値と比べてみても安価に仕入れられるし、定番メニューとして十分いけると感じています。」

そう話してくれたのは「さけときどきぶた 秋葉原駅前店」店長の佐藤巧一朗さん(以下、佐藤店長)だ。

提供しているメニューは「肩ロース串」と「肩ロースのしょうが焼き」の2つ。「とうもろこし豚」の塊肉を、店内でメニューに合わせてカットしている。

「さけときどきぶた 秋葉原駅前店」では、これまで肩ロースを使ったメニューを提供することはなかった。しかし、常連客を中心に「とうもろこし豚」を使った2つのメニューの評判は上々だ。

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今回、「さけときどきぶた 秋葉原駅前店」への取材は営業中のお店にお邪魔して行った。オープン直後の店内では、すでに常連の方たちが「とうもろこし豚」を使ったメニューとお酒を飲んでいる。

「肩ロース串、肉がめちゃめちゃ柔らかいから食べてみなよ!」

「肩ロースしょうが焼きも、バラ肉とはひと味違って本当に美味しいですよ!」

取材を終えたタイミングで、数名の方よりそう声をかけられた。

「とうもろこし豚」を使ったメニューは、ビールやチューハイ、ハイボールなど、大衆酒場ならではのドリンクメニューとも相性抜群。声をかけてくれた人たちの笑顔からも、その様子が伝わってくる。「とうもろこし豚」というネーミングに興味を持ち、注文する人も少なくないのだとか。

「うちは大衆酒場だからこのメニューにしたけど、とうもろこし豚は良い意味でクセがない。お店によって、どんなメニューでも使い勝手の良い食材だと思います。肩ロース串もしょうが焼きも、お陰さまでどちらも好評です!」(佐藤店長)

■港町バル 中目黒高架下店(東京都目黒区)

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話題のグルメや流行のファッション、個性的なインテリアなどハイセンスなお店が揃っている中目黒は、お洒落な街の代名詞として挙げられる。

一方で、昔ながらの雰囲気を漂わせ、どこか懐かしく親しみやすさも兼ね備えている稀有なエリアだ。

そんな中目黒にある「港町バル 中目黒高架下店」は、東急東横線の高架下に個性豊かな複数のお店が軒を連ねる「中目黒高架下」の中にある。

お店の売りは、三陸直送の海の幸と選りすぐりの白ワイン。「港町バル 中目黒高架下店」には、今日も趣味と嗜好を知り尽くした、中目黒の大人たちが集まっている。

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松岡店長

魚介がメインの「港町バル 中目黒高架下店」において、豚肉を使ったメニューが登場するのは極めて珍しい。事実、店長の松岡暁さん(以下、松岡店長)は「とうもろこし豚」を試食するまで豚肉の採用を考えていなかった。

「試食してみて、真っ先に感じたのは脂の違いでした。とうもろこし豚は、他の豚肉と比べて明らかに脂が甘いんです。今回使用している肩ロースは脂と赤身のバランスも良く、食材として面白味を感じました。」

お店で提供しているのは「とうもろこし豚の燻製と、ブランド牡蠣【新昌】のフリッタータ」。「とうもろこし豚」を自家製の燻製にすることで、余分な脂を落とし旨味を凝縮。牡蠣と合わせて炒め、卵液と混ぜて厚めに焼き上げている。

「合わせるなら、ミネラル感と果実味を感じるスッキリした白ワインがおすすめです。」(松岡店長)

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話の中で、松岡店長は「とうもろこし豚」が持つ食材としての強みを強調する。

「うちの場合、あくまでメインは魚介。そのイメージを大事にしたいので、肉を使ったメニューは極力増やさないようにしています。その上でとうもろこし豚を使ってみて感じたのは、非常に使い勝手の良い食材だということです。

ポークソテーやとんかつなど、脂の甘味や旨味を活かした王道のメニューはもちろん、火を通しても柔らかいからローストポークなどもいい。ちょっとしたチャレンジもしやすい食材なので、私も違うお店だったらどんな料理にするかなとか考えますよ。メニューの幅が広がる食材ですね。」

「とうもろこし豚」は、食べる人だけでなく料理人の好奇心も刺激するようだ。

■ギョバー 京橋店(東京都中央区)

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かつては日本橋と銀座を結ぶ商店街として栄えたまち・京橋は、現在は多くのビジネスパーソンが行き交うオフィス街として栄えている。

長い歴史を誇る老舗。再開発により誕生した複合施設。画廊や骨董店などのギャラリーや美術館も多く、最近はアートの街としても知られるようになった。

いくつもの顔を持つ京橋には、リーズナブルなチェーン店からおしゃれなレストランまで、実にさまざまな飲食店がそろっている。東京都中央区で4店舗をドミナント展開している「ギョバー 京橋店」もそのひとつだ。

「ギョバー 京橋店」では、旬の食材を使った新メニューをほぼ毎日提供。京橋で働くビジネスパーソンたちの憩いの場として、週に何度もお店を訪れる人は多い。

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林店長

「ギョバー京橋店」では、「とうもろこし豚」を使った2つのメニューも提供している。

「カリカリとんてきポン酢」は、肩ロースの塊をコンフィにして保存し、注文が入る度に分厚く切り分け、両面をよく焼いてから提供する。表面のカリカリした食感と、とろけるような柔らかさ、口の中に広がる脂の旨味がたまらない。

一方「自家製!昆布〆ロースハム」は、「とうもろこし豚」の美しいピンク色が映える上品な一皿だ。低温でじっくりと火を通し、提供時には温かい出汁の入った器に盛り付け提供する。どちらも合わせるお酒を選ばないメニューとして、常連客からも好評だ。

「とうもろこし豚は、複数の部位が含まれる塊肉で納品されます。日本だと欲しい部位ごとに仕入れますが、とうもろこし豚はその周辺の部位も一緒に入ってきます。せっかく肉質も味もいい豚肉があるのなら、それぞれの部位の長所を活かしたメニューにしたいと思いました。」

フレンチ出身の「ギョバー京橋店」店長の林雅昭さん(以下、林店長)は、全く異なる2品を開発した理由について、笑いながらこう話す。

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林店長がそう考えた理由は、複数の部位が手に入るからだけではない。

「とうもろこし豚は、チルドで入荷しているのがいいですね。冷凍だと肉の中から水分が抜けてしまいますが、チルドは冷凍していないから肉本来の旨味や食感が損なわれない。とうもろこし豚が業種業態を問わず、美味しく調理できる理由はそこにもあると思っています。

このレベルの豚肉をチルドで輸入できるのだから、品質への取り組みは相当なものだと感じています。美味しさも国産の銘柄豚と比べて遜色ないレベルですよ。」(林店長)

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「とうもろこし豚」は、シンプルに焼いても、工夫を凝らした料理にしても、そのポテンシャルを存分に発揮してくれる。料理人の創造力を刺激し、次の定番を生み出す力強い食材だ。

世界に認められた品質と、料理人をうならせる旨味を、ぜひ体感していただきたい。

<取材店舗>
「さけときどきぶた 秋葉原駅前店」
所在地:東京都千代田区神田佐久間町1-20 三新ビル1階
電話番号:03-6883-3529

「港町バル 中目黒高架下店」
所在地:東京都目黒区上目黒3-5-22
電話番号:03-5724-3485

「ギョバー 京橋店」
所在地:東京都中央区京橋2-10-9 篠ビル1階
電話番号:03-3563-1778

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