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記事への評価
取材・執筆 : 南原卓也 2025年6月30日
「いい茶こ」は、いいちこと緑茶の"香り"と"うまみ"
【記事のポイント】
●「下町のナポレオン」が「いい茶こ」として大ヒット
●高いおかわり率で売り上げに貢献
●清涼感たっぷりで夏にピッタリ
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清涼感たっぷりの緑茶の緑。
グラスを傾ければ、カランと涼しげな氷の音。
その爽快感に誘われるがまま、ついついおかわりしてしまう。
今、首都圏を中心に「いい茶こ」が飲めるお店が増えている。
「いい茶こ」とは、本格麦焼酎「いいちこ」と緑茶の"香り"と"うまみ"がまろやかに調和した、まぁるいおいしさの緑茶ハイ。あらゆる料理に合わせやすく、暑い季節にもピッタリなドリンクと話題だ。
今回は都内の飲食店激戦区で愛される2つのお店にうかがい、「いい茶こ」についての印象や本音をうかがった。
■ちゃい九炉 芝大門店(東京都港区)

ちゃい九炉 芝大門店
浜松町・大門エリアに降り立つと、まずは東京のシンボル「東京タワー」が目に飛び込んでくる。高層ビルが立ち並ぶ都会的な街並みは今もなお進化し続け、もう一つのランドマーク「世界貿易センタービルディング建替えプロジェクト」は、 2027 年より順次開業する予定だ。
自然豊かな「旧芝離宮恩賜庭園」や、日本で最も古い公園の1つ「芝公園」。歴史や伝統が感じられる「増上寺」や「芝大神宮」。多面的な浜松町・大門エリアは、数えきれないほどの飲食店が軒を連ねる飲食店激戦区としての顔も持つ。
2010年4月にオープンした「ちゃい九炉 浜松町 芝大門店」は、地域で働くビジネスパーソンの憩いの場として、多くの常連客に愛される酒場だ。

店長の川野晃義さん
「バカ盛り」や「ジャンケンチャレンジ」など、ユニークなメニューが人気の「ちゃい九炉 浜松町 芝大門店」。「お茶ハイ」について、以前はそれほど注力していなかったそうだ。
しかし、現在のドリンクメニューでは「いい茶こ」を最も目立つ位置に掲載している。その理由について、店長の川野晃義さん(以下、川野店長)は次のように話す。
「ネーミングもいいし、専用ツールも可愛らしい。普通のお茶ハイならなんとも思わなかったけど、『いい茶こ』はうちの店にハマるとピンときました。直感です(笑)」
川野店長は、1杯目限定でお得に飲める店舗独自のシステム「いきなりシリーズ」にも「いきなりいい茶こ」をラインナップした。その結果、生ビールやハイボールなど人気TOP3に準ずる存在感を発揮している。
「いい茶こ」を飲む方は漏れなくおかわりをするから、お店の売上にも貢献しているという。

本格麦焼酎「いいちこ」は「下町のナポレオン」として親しまれ、日本で最も有名な焼酎の一つ。しかし有名でありすぎるが故、飲食店では選ばれないケースもある。また、あくまで個人的な見解としつつ、川野店長も過去を思い出すようにこう話す。
「お酒を飲み始めた若い頃は、みんなお酒の飲み方を知らない。何を選んだらいいのかもわからないから、手頃で有名な『いいちこ』を選ぶ人が多いんです。
それだけならいいけど、若いときって無茶な飲み方して失敗することもあるじゃないですか。だから『いいちこ』について、過去に失敗したお酒ってイメージを持っている人も多いんです。実際、うちの店に来る人でもそんな経験している人がたくさんいますよ(笑)」
「ちゃい九炉 浜松町 芝大門店」を訪れる30〜40代の方には、そのような経験を持つ方が多いそうだが、同時に「いい茶こ」を飲んで評価が一変する方も多いという。
「最近は『いい茶こ』として『いいちこ』を認識している方が多い印象です。こんなに美味しいの?って、驚く人もいますよ。以前は苦い記憶があった方も、今では『いいちこ』ボトルをキープして、自分好みの濃さの『いい茶こ』を探求しています(笑)」(川野店長)
■大衆酒場ABURU。(東京都千代田区)

大衆酒場ABURU
東京23区のほぼ中央に位置する神田は、実におもしろい街だ。
JR中央線・山手線・京浜東北線・東京メトロ銀座線の4路線が乗り入れ、都心の主要駅へは乗り換えなしでアクセス抜群。平日は多くのビジネスマンが行き交い、近年は「カレーの街」としても注目を集めている。
飲食店が集中するエリアは、連日夜遅くまで賑わい続ける都内屈指の激戦区だ。
そんな神田駅の駅前に「大衆酒場ABURU。」がオープンしたのは2020年11月。約15種類の「炙り料理」と、約100種類の「串焼き」を中心に、「一品料理が逸品すぎる」と評判だ。

店長の山内恭大さん
「大衆酒場ABURU。」では、ハイボール、ビール、レモンサワーに次いで、本格焼酎が人気だ。そして本格焼酎を飲み慣れた方々からも「いい茶こ」は一定の支持を得ている。
同時に、「いい茶こ」はお茶ハイには甲類焼酎という従来のイメージも見事に覆した。
「これまで麦焼酎でお茶ハイを作るのは、焼酎好きな方の中でも一部の通な方だけでした。『いい茶こ』の登場で、麦焼酎の緑茶ハイも市民権を得た感じがしますね。スッキリ飲めて美味しいし、飲んだ方のおかわり率はほぼ100%。今後一気に人気が爆発する可能性も十分あると思います。」
そう話してくれたのは「大衆酒場ABURU。」店長の山内恭大さん(以下、山内店長)だ。自身も20代半ばから本格焼酎を愛飲しているという山内店長も「いい茶こ」の味を称賛する。

「当店には、管理職クラスの世代からこの春に社会人になった世代まで、幅広い年齢層の方が飲みに来てくれます。若い方はカクテルや甘めのサワーを飲む方が多いのですが、ついつい『いい茶こ』をおすすめしちゃいます。専用マドラーもかわいいし、絶対ウケると思うんですよね。それに焼酎好きとしては、『いい茶こ』をきっかけに本格焼酎の世界に興味を持ってくれる人がいたら嬉しいですし。」
「きっとその世代だと、『下町のナポレオン』よりも『いい茶こ』として『いいちこ』を認識している方が多いでしょうね(笑)」(山内店長)
初めて「いい茶こ」を飲むきっかけは様々だが、飲んだ人を中心に「いい茶このWa」は広がり続ける。

本格麦焼酎「いいちこ」といえば「下町のナポレオン」。発売から45年以上、ずっとこの相性で親しまれてきた。庶民的でありながら本格派。これこそ「いいちこ」最大の魅力だ。
「いい茶こ」も「緑茶ハイ」という定番でありながら、一般的な「緑茶ハイ」とは異なる特別感がある。1979年に大分県で生まれ、45年以上愛され続ける「下町のナポレオン」が、2025年には「いい茶こ」として首都圏で大きな注目を浴びている点は実に興味深い。
かつて本格焼酎の代表格として「下町のナポレオン」の相性とともに日本を席巻した「いいちこ」が、今度は「いい茶こ」として日本中に知れ渡る日も遠くはないだろう。
【いい茶このオリジナルメニューをご希望の方はこちら】
※①作成期間:約3週間程度 ②メニューサイズ:A4になります
※申し込み期限:2025年7月25日(金)までになります
<取材店舗>
「串もん酒場 ちゃい九炉 芝大門店」
東京都港区芝大門2-1-6 BCGビル1階・2階
TEL:03-6809-1399
「大衆酒場ABURU。」
東京都千代田区内神田3-18-8 ナルミビル2階
TEL:03-6260-9772
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