外食ニュース
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取材・執筆 : 小山裕史 2026年9月2日
左:株式会社木々家 代表取締役社長 小島有史氏 右:株式会社Mostfun 代表取締役 大崎拓実氏
【記事のポイント】
●株式会社Mostfun、株式会社木々家とのM&Aに向け基本合意
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相次ぐ外食のM&A。背景には実力店・有名店の出口戦略も。えびそば「一幻」、宮迫「牛宮城」も売却
外食業界の"起業家アイドル"こと、Mostfunの大崎氏が「やきとん木々家」などを運営する株式会社⽊々家(本社:東京都豊島区、代表取締役:林田博之、小島有史)とのM&Aに向け、基本合意を締結した。
今後、2026年11月の最終契約締結、2027年1月に株式譲渡の実行を予定している。
⽊々家は2008年12月に池袋で創業
Mostfunは、『2030年100店舗』を掲げているが、成長の狙いを単なる店舗数の拡大にあらずと言い切る。
規模を追うごとに現場の疲弊や歪みが生まれやすい外食の常識に対し、組織規模を拡大させながら、従業員満足度を高め続けられることの証明し、その取り組みを外食業界へ広げていく。
今回の買収は、その成長シナリオを加速させるための戦略的な一手となる。Mostfunが強みとする人財育成や組織づくりの知見と、木々家が約17年の歴史で培ってきたブランド力や現場の組織文化を掛け合わせることで、掲げるビジョンの実現スピードをさらに引き上げる狙いである。
今回のM&Aを通じて両者が推進する取り組みとして、Mostfunの神奈川・東京エリアと木々家の池袋・高田馬場エリアの基盤を活かした首都圏での店舗展開の強化。
双方が培ってきた知見を共有して従業員が主体的にキャリアを描ける環境づくりの推進、木々家のブランド力や商品開発の基盤とMostfunの事業開発の知見を掛け合わせた新業態・店舗展開の創出。
そして木々家の食肉処理・加工や生産者とのつながりに関する知見を活かした従業員向けの食の学びの機会の創出という4つの軸が掲げられている。
Mostfunは、2022年に大崎氏が創業。「0秒レモンサワー(R)ときわ亭」のFCとして外食事業をスタート。『日本の従業員満足度世界⼀』を理念に掲げ、「すし酒場 さんじ」「炭火焼鳥 トニー」「横濱ホルモン会館 エース」「炉端 さかずき」など、横浜・東京で16店舗(オープン予定2店舗含む)を展開している傍ら、人事コンサル、システム開発、デザイン・動画制作、M&A事業、福祉事業とポートフォリオの拡大を図っている。
大崎氏は、U35経営者として次世代の外食経営者のリーダー的な存在であり、YouTubeやinstagramなどで自身の理論や想いを積極的に配信しており、一般社団法人TOKYO DINING COLLECTIVE(TDC)の副代表理事を務めている。
株式会社Mostfun 代表取締役 大崎拓実氏
【略歴】
1991年11月17日生まれ、神奈川県横浜市出身。
大学在学中の22歳で株式会社Tuneupの取締役本部長に就任。コロナ禍を機に独立し、2022年に 株式会社Mostfunを設立。「日本の従業員満足度世界⼀」を理念に掲げ、飲食事業を中心に事業を展開している。現在は「2030年100店舗」を目標に、事業規模を拡⼤しながらも従業員満足度を高め続けられる組織づくりに取り組んでいる。
株式会社⽊々家 代表取締役社長 ⼩島有史氏
【略歴】
1993年生まれ、神奈川県川崎市出身。
2016年「もつ焼きふじ屋」を浜松町へOPENしたところから飲食を始める。その後、飲⾷業界から離れ株式会社GOAL-B(現株式会社ミズカラ)へ最高人事責任者として参画。人材開発のためのコーチング事業の提供と、働く人のパフォーマンス最大化へ従事。人や組織の原理原則をあらゆるパターンで経験し、2023年に株式会社木々家の共同オーナーとして経営に参画。店舗運営や組織再⽣、2年で20名以上をSNSのみで採用するなどの改革を進めてきた。現在は複数社の経営に携わり、飲食店舗事業、食肉卸売事業、M&Aを通じた組織再建などを手がけている。
<企業情報>
株式会社Mostfun
神奈川県横浜市港北区新横浜3-4-6 新横浜千歳観光ビル9階
代表取締役:大崎拓実
株式会社木々家
東京都豊島区西池袋3-25-2 大晴ビル 1F
代表取締役:林田博之、小島有史
★フードリンクニュースの視点★
Mostfunの大崎氏と木々家の小島氏というU35経営者大&小コンビが仕掛けるM&A。単なる店舗数の拡大ではなく、「従業員満足度世界一」と「2030年100店舗」の両立をどう証明するか、次世代リーダーの手腕に業界の注目が集まる。
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