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取材・執筆 : フードリンクニュース編集局 2025年8月26日
社団法人日本フードサービス協会(本部:東京都港区、会長:久志本 京子)による協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査。2025年7月度、外食全体の売上は前年比108.7%と猛暑にもかかわらず好調だった。



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7月は、6月に続き「記録的な暑さ」となり、冷たいメニューやビール類などが好評となったほか、好天の中、月後半は夏休みの行楽需要なども好調で、外食全体の売上は、108.7%となった。猛暑の影響は各社まちまちで、シニア層等の客足はマイナスとなる一方で、「涼を求める」外食動機も増え、夏休みの行楽需要もあり、大型商業施設立地の店舗では、安定した集客につながるところもあった。
ファーストフード業態は、全体売上109.7%となった。 「洋風」は、スパイシーな季節メニューや期間限定メニュー、コラボ商品が好調だったほか、冷たいドリンクの値引き販促などが好調で、売上111.8%。「和風」は、引き続き客数が弱かったものの、猛暑日の割引クーポンや新規投入した麺類メニューの人気が続いたほか、うなぎ等の季節メニューにも一定の集客があり、売上110.0%。「麺類」は、冷たいメニューの投入が本格化し、猛暑で好調、売上108.7%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、客数は引き続き弱いものの、夏休みに入り集客改善したところもあり、売上103.0%。「その他」は、「アイスクリーム」が猛暑の中で人気キャラクターとのコラボ商品が好調、売上は109.5%となった。
ファミリーレストラン業態は全体売上107.6%となった。 猛暑の影響は各社まちまちとなったが、かき氷などの季節メニューに各社力を入れたほか、地域別の販促を展開して集客したところもあり、「洋風」は売上108.1%。「和風」は、土用の丑の日のうなぎフェアなどで一定の集客があり、売上109.4%。「中華」は、各種キャンペーンの好調や店舗数増で、売上107.9%となった。客数の伸び悩みが続いている「焼き肉」は、猛暑が客足にマイナスとなるところもあったが、単価の上昇により売上は102.4%となった。
パブ・居酒屋の飲酒業態は、猛暑で各社ビール類の販売が好調、客数も前月より改善傾向にあり、売上は103.7%となった。
ディナーレストラン業態では、インバウンド需要の勢いは落ち着いたが、引き続きお得感のある平日ランチメニューが好評、売上は105.3%となった。
喫茶業態は、引き続き客単価の上昇が売上を押し上げているが、夏のドリンク類投入のほか各社販促キャンペーンを打ちだし、売上111.6%となった。


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