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取材・執筆 : 安田正明 2025年6月16日
くら寿司株式会社(本社:大阪府堺市、代表取締役社長:田中 邦彦)が、2025年10月期 第2Q(24年11月~25年4月)決算を発表。


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売上高1,176億25百万円(前年同期比1.3%増)、経常利益29億93百万円(50.1%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は19億55百万円(50.5%減)となった。原価率は40.9%と前年度と変わらないが、販売費及び一般管理費が前年度から2.4%ポイント上昇し、56.6%となったことが利益減の要因。人件費の上昇が足を引っ張った。
既存店では、客数 95.4%、客単価101.4%で、売上高 96.7%。24年10月から7ヶ月連続で前年割れが続いている。競合するスシローは、24年10月~25年3月で既存店売上高は 107.2%%であり、くら寿司は大きく後れを取っている。
5月は、VTuberグループ「にじさんじ」や4月から継続して実施した「名探偵コナン」とのコラボキャンペーン展開などで、既存店売上高は102.5%と、ようやくプラスに転換した。
エリア別には、日本は、売上高859億28百万円(1.9%減)、経常利益34億82百万円(40.4%減)。北米は売上高196億5百万円(21.9%増)、経常損失7億2百万円(前年も損失4億37百万円)。アジアは、売上高122億39百万円(2.0%減)、経常利益は2億13百万円(64.2%減)。9店舗を新規出店した北米のみが売上を伸ばした。
前期は、売上高2,349億50百万円(11.1%増)、営業利益 56億99百万円(132.0%増)、経常利益62億24百万円(115.9%増)、最終利益32億26百万円(273.7%増)と、大幅な増収増益だったが、25年度で急に失速している。

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