やじうま速報
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取材・執筆 : 安田正明 2025年1月14日
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街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた景気判断。2024年12月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連では、46.9 ポイントとなり、11月から4.0ポイント後退した。
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2~3ヶ月先の景気の先行きに対する判断は、47.0ポイントで、こちらも11月から3.6ポイント下降した。8月以降、景気の回復基調が続いてきたが、12月はボーナス月であるにもかかわらず、消費者は物価高騰の長期化への懸念が強く、防衛的に貯蓄や節約に走っているようだ。
■街の声
「12月は歳末商戦でギフト需要を始めとしたお歳暮、クリスマス、おせち、忘年会などの需要がピークを迎え、売上が増えると期待したが、原材料価格の高騰に伴う様々な商品の
値上げや景気低迷の影響を受け、見込みよりも客の動きが鈍かった。」(北海道・高級レストラン)
「給料はなかなか上がらず、上がったとしても物価高で、ますます外食機会は減るとみている。」(北関東・一般レストラン)
「今月も忘年会シーズンだが、さほど動きはなく、例年と比べるとかなり減っている。また、当地では降雪すると一気に来客数が減ってしまうため、1~2月はかなり厳しいと見込んでいる。」(甲信越・スナック)
「忙しい時期が重なり人手の確保が難しい。おせちの予約は例年より多くなりそうだが、作れる数には限界がある。」(北陸・一般レストラン)
「忘年会シーズンにもかかわらず来客数が伸びない。前年比10%程度の来客数減少があり、そのなかでインバウンドは増加しているが、国内需要は減少している。」(九州・スナック)
「物価高騰による消費減やインフルエンザなどの感染症による予約キャンセルが増加しており、売上減が見込まれる。」(九州・一般レストラン)
「忘年会により客が増加し、客単価も上昇している。」(沖縄・一般レストラン)

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