やじうま速報
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取材・執筆 : 安田正明 2024年9月11日
街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた景気判断。2024年8月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連では、50.9 ポイントで、7月から 6.4ポイントも上昇し、横ばいの50ポイントを超えて好景気サイドに入った。
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2~3ヶ月先の景気の先行きに対する判断は、52.9ポイントで、こちらは7月から1.6ポイント上昇した。7月から2ヶ月連続で横ばいを示す50ポイントを超えた。猛暑や台風で客足が鈍るも、インバウンド客に助けられ景気は緩やかに回復を続けているようだ。
■街の声
「例年であれば、お盆の帰省期間が終わると、来客数が急激に減少することになるが、今年はインバウンドを含めた観光客の来店が増加している。特に週末は繁忙期と同様の来客数がみられている。」(北海道・高級レストラン)
「人出はみられるようになったが、台風の接近など悪天候で外に出たくても出られないことが続いている。」(東北・一般レストラン)
「夏休みということで子供の昼食需要があり、買上点数が多く、売上が伸びている。」(北関東・ファーストフード)
「問合せでは団体客も増加傾向で、順調にいけば上向きになるとみている。」(北関東・居酒屋)
「宴会の動きが余り良くなく、フリー客も少ない。パリオリンピックの影響かもしれない。」(甲信越・スナック)
「猛暑による旅行需要の減少分が、秋の新規受注として見込まれるほか、インバウンドを中心に更なる単価の上昇が予想される。」(近畿・高級レストラン)
「猛暑ではあったが、天候に恵まれたお盆の9連休の売上が今月の売上を支えている。平日は職場仲間の飲み会が多く、ディナータイムの遅い時間までの利用が大幅に増加した。金曜日から週末にかけては、ディナータイムよりもランチタイムの利用が多くなっている。」(中国・一般レストラン)
「予約の入り方は前年を上回る状況で、インバウンドも引き続き好調である。この状況はしばらく続くと考えられる。」(中国・一般レストラン)
「猛暑で人出がないため、売上に影響を与えている。残暑が続けば外出や外食が減少し、売上は今月並みの数字が予想される。」(九州・スナック)
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