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2024年1月16日(火)06:53 やじうま速報

和風スパゲティの元祖「壁の穴」、70周年。焼肉坂井の秘蔵っ子。

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取材・執筆 : 安田正明 2024年1月16日

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 株式会社焼肉坂井ホールディングス(本社:名古屋市北区、代表取締役社長:髙橋 仁志)傘下の和風スパゲティの元祖「壁の穴」が2023年に創業70周年を迎えた。

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ジー・テイスト、和風パスタ「壁の穴」を子会社化。

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 「壁の穴」創業者の成松孝安氏は、CIA極東長官だったブルーム氏の渋谷邸で執事となり、邸で行われた戦後史に残る「火曜会」で食事をサーブ。海外の一流シェフの料理を目の当たりにする。1953年(昭和28年)、火曜会が解散となり、ブルーム氏の援助を受けて田村町に6坪のスパゲティ専門店「Hole in the Wall」を開店。

 桜の木のテーブルが3つとカウンターがあるだけの店であったが、洒落た雰囲気があった。メニューはスパゲティA・B・Cの3種類で、Aはミートボール付きで、200円。Bは麺大盛りで150円。Cがレギュラーで100円。当時、東京でスパゲティが食べられる店は、他に帝国ホテルをはじめ3軒しかなく、ちなみに帝国ホテルは960円であった。100円スパゲティがアメリカ軍の新聞「スターズ&ストライプス」に紹介され、東京中の外国人が来店するようになる。

 1958年(昭和33年)に一旦閉店。5年後の1963年(昭和38年)、渋谷宇田川町に7坪、カウンター席15席で「壁の穴」を再開する。そして、たらこスパゲティ、納豆スパゲティ、シメジや椎茸のスパゲティなど和風スパゲティを次々と開発していった。

 2018年に、株式会社ジー・テイスト(現在の焼肉坂井ホールディングス)の子会社となった。現在はデパートや商業施設で11店舗を展開。1月16日(火)に大感謝祭として、「壁の穴風ナポリタン」、「"伝説"のミートソース」、「海老ときのこの青じそ醤油バターソース」の3種を550円(税込)で提供する。

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