やじうま速報
記事への評価
取材・執筆 : 安田正明 2023年6月15日
株式会社吉野家ホールディングス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:河村 泰貴) が、女子栄養大学(所在地:埼玉県坂戸市、学長:香川 明夫)と産学連携包括協力協定を締結し、牛丼のスマートミール化を図る。
<関連記事>
吉野家の炒飯専門店「炒王(チャオ)」。ラーメン二郎系炒飯爆誕も、宣伝不足で客席埋まらず
吉野家も韓国系丼チェーンに進出。「かるびのとりこ」で「韓丼」を追撃か?
【吉野家・安部会長】「吉野家」は、苦難の歴史だった
スマートミールは一食の中で主食・主菜・副菜が揃い、野菜がたっぷりで食塩のとり過ぎにも配慮した健康づくりに役立つ栄養バランスのとれた食事のこと。厚生労働省の「生活習慣病予防その他の健康増進を目的として提供する食事の目安」等に基づき、「健康な食事・食環境コンソーシアム」が立ち上がり、スマートミール認証制度が始まっている。その事務局が女子栄養大学。
吉野家は、連携第一弾として、理想のタンパク質量を摂れる牛丼と温野菜を一緒に味わえる「牛丼ON野菜」(税込657円)を一部店舗で6月1日より販売している。牛丼にガーリックを利かせた胡麻油をからめた温野菜5種類(赤ピーマン・ブロッコリー・かぼちゃ・れんこん・ヤングコーン)を添えた商品。これをリニューアルしてスマートミール化した。温野菜5種類の量を従来の2倍にして成人が1日に必要とする野菜量(350g)の4割超を摂れるようにし、塩分量を調整した。この「牛丼ON野菜」はスマートミール認証に現在申請中。
「牛丼ON野菜」を販売するのは、吉野家の「クッキング&コンフォート」スタイルの店舗(黒い看板の吉野家)のみで限定販売。テーブル席を多く配置し、家族連れや女性をはじめグループ客向けの店舗。店内にはドリンクバーがあり、ちょっとしたカフェとしても利用できる。スマートフォンやパソコン、ゲーム機器を充電できるコンセントも備える。2023年4月現在、「クッキング&コンフォート」の店舗は全国に250店舗以上あり、全国の吉野家の店舗数1,202店舗の5分の1を占めている。
吉野家は、健康や生活習慣病予防を意識した食生活を送る方に向けて、伝統の味を守りながら食生活の改善に役立つ、美味しい商品を開発したい。男性客向けのイメージから脱却し、女性・家族を含めて幅広い客層を開拓しようとしている。
読者の感想
興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0
- 総合評価
-
- 0.0