リンガーハット、7月に2度目の値上げ。1度目は翌月から客数プラスに転じ、2度目も余裕か。

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2023年6月14日（水）08:15

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リンガーハット、7月に2度目の値上げ。1度目は翌月から客数プラスに転じ、2度目も余裕か。

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取材・執筆：安田正明 2023年6月14日

キーワード：ちゃんぽん　値上げ

　株式会社リンガーハット（本社：東京都品川区、代表取締役社長兼CEO：佐々野諸延）が、7月5日（水）からメインの「長崎ちゃんぽん」の標準価格を690円から720円に30円値上げする。

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　地域別価格（北海道、東京23区、沖縄県）では740円から750円と10円の値上げに抑える。「長崎皿うどん」は標準価格を730円から760円に30円値上げ。地域別価格は780円から800円の20円値上げ。

　逆に値下げするものもある。単品の「ぎょうざ3個」は180円から160円に20円値下げ。「ぎょうざ5個」も280円から260円に20円値下げ。セット料金だと安価になる設定を廃止し、セットと単品の価格を統一する。

　同社は22年11月10日（木）にも値上げを行っており、「長崎ちゃんぽん」で東日本で680円、西日本で650円だったのを標準価格として690円に1本化した。2回の値上げで、西日本では計70円と約1割の値上げとなる。地域別価格では680円を740円に値上げしており、2回の値上げで70円と約1割の値上げ。

　22年11月の値上げ時は、既存店客数で11月97.3％だったが、12月からプラスに転じ、23年5月には109.8％となり、値上げの素地はできた。