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取材・執筆 : 安田正明 2023年5月1日
2022年度下期における飲食業界の平均社員月給について、東京都は279,564円で22年度上期から7,493円上昇(前半期比103%)、大阪府は267,853円で同比+4,105円(前半期比102%)となった。「求人飲食店ドットコム」の株式会社シンクロ・フード(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤代 真一)が調査。
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他県では、愛知県は256,454円で同比+470円(前半期比100%)、福岡県は同比+12,289円で249,908円(105%)。福岡県が最も上がった。
平均時給については、東京都は2022年度上期から29円上昇して1,213円(102%)、大阪府では同比+27円で1,107円(102%)。愛知県では同比+14円の1,044円(101%)、福岡県では同比+17円の994円(102%)。5都府県ともに、1~2%の上昇に止まった。
業態別月給(東京)は、「イタリアン」275,958円(+7,620円、103%)、「和食」284,981円(+11,035円、104%)、「居酒屋・ダイニングバー」287,039円(+6,708円、102%)、「カフェ・喫茶店」261,582円(+7,605円、103%)、「洋食・西洋料理」276,874円(+4,719円、102%)。「和食」は4%アップと比較的採用が難しいく昇給額が高め。採用しやすい業態は低めとなっている。
職種別平均月給(東京)では、「サービス・ホール」261,398円(+5,673円)、「調理スタッフ」266,878円(+6,350円)。サービス・ホールよりも調理スタッフの方が高い。
23年度上期は、3月のマスク解禁や、5月の新型コロナ5類に引き下げ、インバウンドの回復など飲食業界の景気が好調になる要因が重なる中、人手不足がさらに加速し、平均月給も引き続き上昇すると予想される。
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