やじうま速報
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取材・執筆 : 加藤一 2023年4月12日
街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた景気判断。2023年3月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連では62.5ポイント、2月から 2.3ポイント上昇。横ばいを示す50ポイントを2ヵ月連続で大きく超えている。
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2~3ヶ月先の景気の先行きに対する判断は、60.7ポイント 。2月から 4.9ポイント上向いた。歓送迎会シーズンで大人数の宴会も再開されはじめ、売上が12月に匹敵する勢いとなった店舗もある。ただ、原材料の高騰が不安材料となっている。
■街の声
「マスク着用が自主判断となったことで、消費者のムードが明るくなっている。移動もしやすくなっていることで、景気が良い方向に進みつつある。」(北海道・高級レストラン)
「飲食店向けの出荷が順調である。ホテルなどでの宴会も含めて外食に人が戻っている。」(東北・飲食料品卸売業)
「旅行者が増え、春闘で賃上げする企業が多くなれば、来客数の増加につながると期待している。」(東北・一般レストラン)
「新型コロナウイルス感染症が一段落し、人が動いている。大人数の宴会予約が入るようになってきている。」(北関東・一般レストラン)
「公にマスク着用が個人の判断になり、一気に予約と来客数が増えてきている。加えて、送別会シーズンということもあり、客単価も上昇している。」(南関東・居酒屋)
「3月に入り、前半の動きは鈍かったものの、後半には会合、接待、送別会を開催する企業等が増えてきて、売上も前年同期に比べて良くなってきている。」(甲信越・高級レストラン)
「2月の終わり頃から、やっと団体もちらほら来るようになって、大分皆が新型コロナウイルス感染症を気にしなくなってきていると、本当に実感できている。現場では、今後、更にこうしたケースが増えて改善する可能性があると感じており、良い方向に向かっている。」(甲信越・スナック)
「イベントの再開などで売上は新型コロナウイルス感染症発生前まで戻った。販売価格も上げたが、原材料の価格高騰などが要因で利益を圧迫している。」(東海・一般レストラン)
「マスクの着用が個人の判断に委ねられるようになるなど、新型コロナウイルス感染症に関する行動規制が緩やかになったこと、また、合格、卒業、就職、転勤等の祝いの会食や少人数での飲み会が増加してきたことなどから、客単価や売上が3か月前の 12 月に匹敵する勢いとなっている。」(中国・一般レストラン)
「インバウンド需要も回復し、来客数が増加している。」(中国・高級レストラン)
「新型コロナウイルス感染症が収束し、外食への抵抗は減少しつつある。新型コロナウイルス感染症発生前のように歓送迎会が行われるようになれば、景気は回復するとみられる。」(四国・ファーストフード)
「マスク着用も任意で、全国旅行支援もあるため、相乗効果で来客数が増えてきている。」(沖縄・一般レストラン)
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