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やじうま速報

外食ニュース

2022年4月26日(火)07:54 やじうま速報

【外食市場22年3月】飲酒業態はまん防解禁でもコロナ前の3割。夜明けは来るのか。

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取材・執筆 : 加藤一 2022年4月26日

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 社団法人日本フードサービス協会(本部:東京都港区、会長:髙岡 慎一郎)による 協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査2022年3月度は、全体売上で105.9%となったが、コロナ以前の19年比ではまだ86.3%にとどまっている。

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 3月22日以降は新型コロナまん延防止等重点措置が全国すべての地域で解除となり、外食店舗はコロナ規制の無い通常営業に戻れたが、人手不足、円安、国際流通の停滞等による原材料費の高騰などが、外食全体の回復に水を差している。

 ファーストフード業態は、106.6%で引き続き外食の全体売上を牽引。一方、感染者数が拡大し外国人の再入国が難しい状況の中で、従業員不足が生じ、営業の機会損失を余儀なくされたところもあった。「洋風」は、原材料費高騰による価格改定もあり、売上は108.9%となった。「和風」は、深夜営業の再開で店内飲食が増え、売上は107.9%。「麺類」は22日以降の客足回復が目立ち売上107.2%。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、まん防全面解除の22日以降も来客数に大きな変化はないものの、割引キャンペーンが奏功し、売上は100.2%。

 ファミリーレストラン業態は、104.0%となったが、19年比では75.0%とコロナ以前への回復には未だ道半ば。「洋風」は、週末の家族連れ客が増え、割引キャンペーンが奏功し、売上は102.4%となった(19年比では66.3%)。「和風」は、消費者マインドの回復には未だ遠いものの、キャンペーンやメディア露出などにより、売上102.0%(19年比では79.0%)。「中華」は、テイクアウト商品の好調に加え、酒類提供の再開で店内飲食も好調、売上は107.2%(それでも19年比ではまだ94.4%)。「焼き肉」は、深夜営業ができるようになり、食べ放題メニューの提供で集客力が向上、売上は108.4%(19年比では85.4%)。

 パブ・居酒屋業態は、上旬と中旬は営業時間や酒類販売の制限緩和、下旬はまん防全面解除で、売り上げが回復し、全体売上は104.3%となったが、店舗減少と営業制限の影響は続き、19年比では31.5%にとどまった。「パブ・ビアホール」の売上は122.8%と前月同様に一見大きな伸びを見せたが、19年比では37.0%。「居酒屋」の売上も96.2%に終わった(19年比29.0%)。

 ディナーレストラン業態は、年度末の歓送迎会や春休みシーズンの需要に一部復活の動きがみられ、またアルコール提供の制限緩和などにより、売上は108.8%となったが、下旬までの営業時間短縮が響き、売上は19年の65.4%にとどまっている。

 喫茶業態は、ショッピングセンターや住宅地の店舗は未だ変化が鈍いものの、22日以降はオフィス街店舗で客足が戻る傾向にあり、売上は106.2%となった(19年比では78.0%)。

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