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やじうま速報

外食ニュース

2022年3月28日(月)07:57 やじうま速報

【外食市場22年2月】まん防36都道府県で、飲酒業態は19年比わずか2割。前年比で語るな。

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取材・執筆 : 加藤一 2022年3月28日

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 社団法人日本フードサービス協会(本部:東京都港区、会長:髙岡 慎一郎)による 協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査2022年2月度は、全体売上で2021年2月比で104.8%となったが、コロナ前の19年2月比では84.5%。

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 あくまでも21年1月が2回目の緊急事態宣言で売上が大きく落ち込んだからの前年プラス。1月からのまん防は最大36都道府県へと適用が拡大し、コロナ以前との差はまだ埋まらない。

 ファーストフード業態は、テイクアウトが生活スタイルとして定着しつつあり、売上は前年比107.1%。「洋風」は、物流の混乱によるフライドポテト供給の有無が各社の売上に影響した面もあるが、持ち帰り全般が好調で、売上113.0%。「和風」は、持ち帰りや月替わり商品等の好調で105.6%。「麺類」は原材料費高騰などによる価格改定もあり、全体売上102.1%となるも19年比では71.3%。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、「回転寿司」の恵方巻キャンペーンは比較的堅調であったが、緊急事態宣言下の昨年の好調には及ばず、売上は98.9%。「その他」は、「カレー」で営業時間短縮店舗が増加し、売上97.8%。

 ファミリーレストラン業態は、まん防適用が全国的に拡大したことから売上は前年を下回り99.3%、コロナ前の19年比では67.9%と低迷している。「洋風」「和風」は、感染者数が減少傾向に入った下旬には客足回復の兆しが見えたものの、時短営業、アルコール類提供の制限が響き、「洋風」は売上96.3%、「和風」は売上99.2%となり、19年比ではそれぞれ61.1%、64.2%と足踏み状態。「中華」は、デリバリー対応店舗の増加やメディア露出が奏功し、売上106.6%。「焼き肉」は、時短等により繁華街立地で落ち込みが見られたものの、店舗の増加などにより、売上100.8%、19年比では73.6%まで戻した。

 パブ・居酒屋業態は、休業店舗もあった21年と比べると、売上は108.8%となったが、店舗減少と営業制限の連続でコロナ禍前の19年比ではわずか22.7%である。「パブ・ビアホール」の売上は123.0%と飛躍的に伸びたように見えるが、19年比では27.8%。「居酒屋」も売上105.0%、19年比21.4%に終わった。

 ディナーレストラン業態は、酒類提供時間が緊急事態宣言下より1時間緩和された地域もあり、一部店舗では夜間の来客が昨年より増加し、売上は101.9%。一方、まん防は全国的に広く適用されたことから、適用対象外でも自粛する地域も見られ、売上はコロナ禍前の19年の50.7%にとどまっている。

 喫茶業態は、休業店舗が多かった昨年の反動で、売上104.0%となったが、ターミナル駅周辺の店舗の不調、不採算店の閉鎖などもあり、売上の回復はまだ遠い。

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