やじうま速報
街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた景気判断。2021年12月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連では62.1 ポイントで、11月より6.1ポイント後退した。しかし、横ばいを示す50ポイントは上回っている。
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2~3か月先の景気の先行きに対する判断は、 50.4ポイントと11月から5.4ポイント低下した。オミクロン株の感染が始まり、先行きに不安が広がり始めた。
■街の声
「今後の景気は少しずつ回復するとみられる。ただ、新型コロナウイルス新変異株の感染拡大が進めば、すぐに自粛が始まることになる。年末の利用者も日頃から活動的な客だけであり、一般客はまだ不安を持っている客が多かったため、高級店で食事を楽しむという状況にはならない。」(北海道・高級レストラン)
「またいろいろな物が値上げされたが、個人店ではその都度値上げができない。新型コロナウイルス禍で、値上げをしてなおさら客が離れてしまったら、という心配もある。値上げできない分、利益は減る一方である。」(北関東・一般レストラン)
「同業各店、ランチは回復傾向にある。夜の営業に関してはまちまちで、20~30 代の若年層対象の店は、以前のようなにぎわいを見せている。」(南関東・一般レストラン)
「コロナ禍で外出しない生活に慣れた人も多いが、若者を中心に、クリスマスや年末の少人数での忘年会などに出たい人は増えている。」(東海・バー)
「社会的な情勢や新型コロナウイルス新変異株の出現により、現状では予想が付かない。」(北陸・スナック)
「売上の前年比をみると、前年の反動で前月よりも改善しているが、前々年比でみると、10 月以降はほぼ横ばいで推移しており、元には戻り切っていない。」(近畿・一般レストラン)
「今月は自粛解除の動きと年末商戦が重なったが、年明けはある程度動きが落ち着く。」(近畿・高級レストラン)
「新型コロナウイルスが落ち着きつつあったが、新型コロナウイルス新変異株の出現でまた外出を控える動きが出る。」(四国・ファーストフード)
「新型コロナウイルスの感染状況も落ち着いており、来客数及び予約も増えている。客単価も高くなっており、客の笑顔が多くなっている。」(九州・一般レストラン)
「緊急事態宣言、時短要請解除後から、徐々に来客数が戻り始め、新型コロナウイルス発生前である前々年の7割くらいに戻ってきている。しかし、前半の時間帯に集中していて、9時以降の遅い時間帯の来客数は以前の2割くらいである。」(沖縄・居酒屋)
「このところ、新型コロナウイルスの感染者数が倍々で増えて、リバウンドで1日 800名を超す予想も出て、1月以降の予約キャンセルが予約の 50%まで増えている。また、食材の値上がりで、売価を上げざるを得ないが、客は値上げには厳しく、なかなか値上げできない状態にある。」(沖縄・居酒屋)
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