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2021年11月12日(金)09:05 IR情報

SANKO、買収した水産事業メインの中計。ヴァーチャルFC、ふるさと納税も。

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取材・執筆 : 加藤一 2021年11月12日

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 株式会社SANKO MARKETING FOODS(旧・株式会社三光マーケティングフーズ、本社:東京都中央区、代表取締役社長:長澤 成博)が、3ヶ年の中期経営計画(2022年6月期~2024年6月期)を発表した。

<関連記事>
三光マーケ、民事再生中の水産卸から事業承継。沼津漁協組合権とのシナジー。
https://www.foodrink.co.jp/news/2021/08/3081746.php

【三光マーケ】大箱居酒屋の不振から脱出できますか? 長澤社長に聞く(前編)

【三光マーケ】「不採算店の整理・テコ入れに加え、弁当、受託事業など新規事業に注力します」。長澤社長に聞く(後編)


 成長のための5つの施策を下記の通り掲げている。
①大きな固定投資を要しない官公庁での食堂受託事業を展開する。2021年9月末で19店舗に拡大しており、直営実店舗の内、実は4割が既に運営受託店舗となっている。
②低価格・低粗利の弁当事業から撤退し、有名シェフ・有名店からの弁当のOEM受注を獲得する。
③ヴァーチャルレストランのフランチャイズ事業に進出し、「東京チカラめし」と水産加工物を活かした海鮮丼や寿司などの魚業態をヴァーチャルFCで展開する。
④漁港から直接仕入れた水産物を自社加工したものを他の飲食店や直接の消費者にDXを活用して販売する。
⑤沼津市のふるさと納税サイトを立ち上げ、寄附品として水産物など沼津の特産品を販売する。寄附額の30%相当が本事業の売上となるという。

 民事再生となった株式会社海商(本社:静岡県浜松市、代表取締役:船坂 敏之)から水産物(マグロ及びその他の鮮魚等)の小売、卸売、加工業の事業承継を2021年9月に行ったことが一大転換点となっている。 100店舗近くあった大型空中階居酒屋「金の蔵」は8店舗を残すのみ。居酒屋事業は、「アカマル屋」「焼肉万里」ブランドに絞る。2024年6月期の目標は、売上115億円、営業利益7億円。


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