やじうま速報
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取材・執筆 : 加藤一 2021年7月9日
街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた景気判断。2021年6月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連では、37.8ポイントで5月から18.9ポイント改善した。
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2~3か月先の景気の先行きに対する判断は、50.1ポイントで5月から4.0ポイント上昇した。ウイルス感染症の影響による厳しさは残るものの、持ち直している。先行きについては、感染症の動向を懸念しつつも、ワクチン接種の進展等によって持ち直しが続くとみている。
7月は緊急事態宣言が継続される沖縄、宣言が再発される東京、「まん延防止等重点措置」が延長される千葉・埼玉・神奈川・大阪、まん防が解除される北海道・愛知・京都・兵庫・福岡とエリアにより景気はまだら模様となりそうだ。
■街の声
「休業しているため、今後も景気は悪いまま推移する。ただ、7月11日でまん延防止等重点措置が解除されることになれば、少しは良くなるかもしれない。」(北海道・スナック)
「まん延防止等重点措置が解除されたこともあり、3か月前と比べ、当社の売上は上昇している。」(北関東・ファーストフード)
「緊急事態宣言からまん延防止等重点措置に変わったが、相変わらず来客数は少なく、厳しい状況が続いている。」(南関東・高級レストラン)
「新型コロナウイルス感染者数の動向によるが、顕著な回復は見込めない。逆に、東京オリンピック後の感染リバウンドが気になる。」(甲信越・一般レストラン)
「ワクチン接種、飲食店の規制解除による回復を期待し準備している。既に週末や昼の営業では人出が増加し来客数が増加傾向にある。ただし、その影響から感染者数が増加すると新型コロナウイルスの第5波が心配である。」(東海・高級レストラン)
「まん延防止等重点措置が解除になったが、人出はさほど変わらない。」(北陸・一般レストラン)
「7月開催の東京オリンピックからの新型コロナウイルス感染状況による変化など、先々は不透明で分からない状態である。」(北陸・スナック)
「ここ3か月は、ほぼ横ばいの状況で推移している。2年前の約 80%の水準であり、来客数は少し上向いているが、酒類の販売禁止で客単価が低下しており、全体の販売量は横ばい傾向である。」(近畿・一般レストラン)
「新型コロナウイルスの感染が一旦落ち着き、緊急事態宣言も解除されたが、再び感染拡大のおそれがあるという危機感から、来客数が減少しつつある。」(近畿・ファーストフード)
「6月に入り、金曜日に職場関係の少人数の利用が出てきている。土曜日や日曜日の家族の利用も元に戻りつつある。新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、客の安心感が出てきている。」(中国・一般レストラン)
「県独自の緊急事態宣言が解除され、徐々にではあるが来客数が回復傾向にある。ワクチン接種の影響もあり、感染対策を徹底した上で、イベント等もにぎわいを見せている。」(九州・一般レストラン)
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