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取材・執筆 : 加藤一 2020年7月15日
株式会社グローバルダイニング(本社:東京都港区、代表取締役社長:長谷川 耕造)が、 年商10億円を上げていた「G-Zone 銀座」を7月31日で閉鎖すると発表した。同施設にはカフェ ラ・ボエム、ゼストキャンティーナ、モンスーンカフェ、権八、デカダンス ドュ ショコラと同社の旗艦ブランドが集まっていた。
「G-Zone 銀座」は、バブル崩壊から景気が回復した2003年に首都高高架下に開業し、若者の間で人気のスポットだった。その後、2011年のリーマンショック後に業績が落ち込んだ。ここ数年の間、収益改善に向けて店舗の一部改装を行い、インバウンド層や団体予約の取り込みに取り組んできた。しかし、コロナ禍による緊急事態宣言の発令を受け、約1ヶ月間の臨時休業を経て営業を再開したものの、お客は戻って来ず、不動産オーナーとの条件交渉で折り合いがつかなかったことで閉鎖を決めた。2019年12月期の同施設売上高は、10億29百万円。
グローバルダイニングは、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況となったと4月に発表しており、不採算店舗の閉店は必至となっていた。20年近く経過した施設ゆえに、特別損失も発生しないだろう。

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