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2020年3月23日(月)11:07 やじうま速報

飲食店ポータルサイトの評点や口コミに不満、3割。公取が第三者チェック要請。

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取材・執筆 : 加藤一 2020年3月23日

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 公正取引委員会が、消費者と飲食店とをつなぐプラットフォームとして機能しており,社会生活に強い影響を持つ飲食店ポータルサイトに関する取引実態調査結果を3月18日に公表した。飲食店に対して取引上,優越的地位にあるといえる飲食店ポータルサイトが存在する可能性は高いと指摘した。

 加盟店向けアンケートでは、表示順位や店舗の評価(評点)について,不満や疑問を感じたことがある飲食店は、約32%。「コメント数も増えたのに,3.0から点数が全く動かないのは不思議である。一方,ある飲食店ポータルサイトから猛烈な営業を受けたため、他の店舗は有料契約をしたところ,すぐに点数が3.5になった。その間、他の店舗については、コメントも変わっていないし、お店の味もある店舗とは全く変わらない。」という声もあった。

 また、約29%の飲食店が,消費者等によって飲食店ポータルサイト上に口コミを掲載されることについて,掲載されて不利益を被ったことがあると回答。「削除・修正ができた」と回答しているのは約21%である一方,約48%の飲食店は,「削除・修正を拒否された」,「特段の対応なし(無反応・申請中)」と回答しており,中には「会員になることを勧められた(会員でないと修正できない旨を説明された)」と回答している飲食店も約5%あった。

 公正取引委員会は、飲食店ポータルサイトは、飲食店間で公平に扱われるなどの公正さを確保するため、例えば,第三者がチェックするなどの手続きや体制を構築するなどによって公正性を確保することが公正かつ自由な競争環境を確保する観点から望ましいとした。

fairtrade.gif


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