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外食ニュース

2019年11月26日(火)09:10 やじうま速報

【外食市場19年10月】台風19号と消費増税にも負けない、中華と焼肉。

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取材・執筆 : 加藤一 2019年11月26日執筆

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 一般社団法人日本フードサービス協会(本部:東京都港区、会長:髙岡 慎一郎)による 協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査2019年10月度は、台風19号と消費増税の影響で売上は前年を割った。

 東日本に大きな被害をもたらした台風19号が連休を直撃し、関東地方の多くの店が休業・営業時間短縮を余儀なくされ、すべての業態で客数が前年を下回った。また、消費増税が始まり、レストランや居酒屋など店内飲食中心の業態では、月前半を中心に、客足が鈍かった。売上はファーストフード以外の業態で前年を下回り、全体の売上は97.6%となった。

 ファーストフード業態は、台風の影響はあっても「洋風」「和風」は堅調に推移したことで、全体売上は100.6%と前年を上回った。軽減税率導入の影響でテイクアウト比率が上がるところもあった。「洋風」は、期間限定商品の好評もあり、売上は105.0%。「和風」は、季節商品の前倒しや定食メニューのキャンペーン頻度を増やすなどで客単価上昇、売上102.2%。「麺類」は、増税対策のクーポン配布が奏功したところもあったが、台風で被災して店舗の長期休業を余儀なくされたところもあり、売上95.7%。

 ファミリーレストラン業態では、全体売上は94.7%と前年を下回った。台風と消費増税の影響で客数が大幅に下がり、売上は「洋風」92.2%、「和風」91.9%。「中華」は、各種キャンペーンや店舗増などにより、売上は102.3%。「焼き肉」も、店舗増で売上は100.8%とわずかに前年を上回った。

 パブ・居酒屋業態は、前月に続きラグビーW杯のおかげで「パブ・ビアホール」の集客が好調で、売上102.7%。「居酒屋」は、店舗減とお盆以降の集客低調に加え、台風による休業が響き、売上91.4%となった。

 ディナーレストラン業態も、台風と消費増税の影響で月前半を中心に客足が振るわず、売上は96.6%となった。

 喫茶業態は、月前半は比較的堅調だったものの、台風以降に客足が鈍り、売上は97.7%となった。

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