ニューオープン
最近話題の「SDGs(持続可能な開発目標)」を掲げた大衆居酒屋「天ぷらとおでんからのSDGsなお店」が東京・上野に10月23日にオープンする。SDGsは、国連で採択された2030年までの国際目標。持続可能な世界を実現するための17のゴールで構成され、地球上の誰一人として取り残さないことを誓っている。
「天ぷらとおでんからのSDGsなお店」は、飲食店のスタッフ、お客様、生産者、流通業者を巻き込んで「SDGs」に取り組む。17のゴールの内、同店は4つにフォーカスした。
①働き方改革で「8 働きがい・経済成長」
人材不足が叫ばれて久しい飲食業界。その一因として、料理をすることの難しさ、オペレーションの難しさがある。誰でも出来るようなスタイルで、若者や障害者を含む全ての人たちに、働きがいのある人間らしい仕事を提供出来ないかを考え、天ぷらとおでんの2つの料理をメインにした。
②持続可能な農業で「2 飢餓をゼロに」
規格外の野菜など、第一次産業で生産・出荷されるものの中には、消費者から敬遠されて値段がつかず、廃棄されてしまうようなものが沢山ある。それらを活用する。
③フードシェアリングで「12 つくる責任 つかう責任」
作り過ぎてしまった料理、特に今回の場合は「おでん」を株式会社コークッキングのフードシェアリングサービス「TABETE」を利用し、フードロス削減に取り組む。
④使用が可能なカトラリーを活用「14 海の豊かさを守ろう」
「海洋プラスチック問題」なども考慮し、再使用が可能なカトラリーを活用することで、使い捨てを無くす努力を行う。
出来ることを実践し、何度も来店頂く中で、少しでも「SDGs」に関心を持つお客様が増えることを期待している。飲食店で取り組みやすいテーマであり、今後同様のコンセプトの飲食店が増えていきそうだ。
「天ぷらとおでんからのSDGsなお店」
■所在地: 東京都台東区上野2-12-23 U-ONEビル 4F
■営業時間: 16:00-24:00
■定休日: 不定休
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