やじうま速報
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取材・執筆 : 加藤一 2019年8月23日執筆
帝国データバンクによると、みそだれやきとり「ひびき庵」を経営する株式会社ひびき(本社:埼玉県川越市、代表:日疋 好春)が、8月20日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。 負債は約77億949万円。
同社は、1990年6月創業。埼玉県東松山市で親しまれてきた「みそだれ」にこだわったやきとり(豚肉)店を1995年に川越市内にオープン。モンドセレクションで受賞したり、メディアに取り上げられ人気となり、埼玉だけでなく東京・有楽町にも出店した。海外もイタリア、シンガポール、台湾に出店。2018年6月期は年売上高約20億7400万円を計上していた。
また、2006年には、全国の有名やきとり店を集めてやきとりを和食の一角にまで高めるため、全国やきとり連絡協議会(全や連)を設立。2013年には東京・大手町に有名やきとり店を集めたフードテーマパークを開業し、このテーマパークを全国展開しようとした。2018年10月には店舗のAI管理に武蔵野銀行のファンドから5千万円を調達していた。
しかし、会社の買収、さらに日本酒オートサーバーの開発など、非食品分野への積極投資を行っていたものの、思った以上のシナジー効果が得られずコストだけがかさむ状態だったという。しかも、収益源であった都内の店舗がテナントオーナーとの関係で閉店に追い込まれた。2019年6月期は約14億円の赤字を計上し、自主再建を断念。法的手続きによる再建を目指すこととなった。 店舗の営業は継続する。

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